トピックス(2015年12月掲載分)

高等科2年生が国立劇場で文楽鑑賞教室2015年12月25日掲載

  毎年度恒例の高等科2年生の文楽鑑賞教室。今年度は二学期期末テスト翌々日の12月12日、国立劇場小劇場へ出かけた高等科2年生は、人形浄瑠璃を堪能しました。
 それまで文楽を鑑賞したことのある生徒は殆どいないため、国語の授業で文楽についての説明を聞いたり義太夫節の一節を聴かせてもらったりはしたものの、実際はどのようなものかを想像しながら国立劇場に入った生徒は、最初の演目「二人禿」を見て一気にその世界に惹きこまれてゆきました。特に、竹本南都大夫・豊竹咲寿大夫・豊竹亘大夫の浄瑠璃に感動したようです。そして次の「文楽の魅力」という豊竹希大夫、豊澤龍爾、吉田文哉の解説を聞きました。大夫と三味線弾きの掛け合い、そして三人遣いの人形がまるで人間が演じているかの如きしなやかな動きを見せてくれるのが文楽の魅力です。「仮名手本忠臣蔵」の一節を会場みんなで声を出して練習する場面もあり、生徒たちは大声を出して「鷺坂伴内、家来引き連れ駆け出で、やあやあ、勘平」と大夫の気持ちになって語りの練習をしていました。
 そして、いよいよ後半は本日のメインの作品。今年度は人形浄瑠璃の名作「三十三間堂棟由来」鷹狩の段、平太郎住家より木遣り音頭の段。直前の解説で話された大夫の語り分けの凄さと声の見事さ、三味線の表現の多彩さ、三人遣いの人形遣いの描写の美しさ……。どれをとってもあまりに迫力があり、リアルであり、ドラマチックであり、生徒たちは思わず聞き惚れ、見惚れていました。途中、鶴澤清介の三味線の糸が切れてしまい、僅かな時間の隙間に見事な手さばきで清介が糸を貼り替えている姿を発見した生徒もいて、その見事なプロの技に驚愕していました。なお、この日の太夫は豊竹英大夫・豊竹咲甫大夫・豊竹希大夫、三味線は鶴澤清介・野沢喜一朗・豊澤龍爾、人形は吉田玉男・吉田和生・吉田文哉・桐竹勘次郎ほかの皆さまでした。
 古典芸能と言われる文楽・人形浄瑠璃に初めて触れた生徒たちは、決して古くない、むしろこの現代に生き生きとしている文楽の時代を超えた芸術性を肌で感じたことでしょう。
 (写真左は国立劇場発行のチラシの表裏)

「家族で祝うクリスマス礼拝」を捧げました2015年12月24日掲載

  毎年12月になると行われている香蘭女学校の「家族で祝うクリスマス礼拝」が、今年度も12月12日(土)午後2時から、お隣の三光教会聖堂で捧げられました。
 風は強かったですが冬らしい晴天の下、参加者みな晴れやかな表情で、アドベント・キャンドルに灯がともる三光教会聖堂に三々五々集まっていらっしゃいました。そして、生徒はもちろんのこと、そのご家族、お母様・お父様のみならず、小さな妹さん、お祖母様・お祖父様など、今年度も実に多くの方々がご参加くださいました。
 参加者全員起立しての聖歌85番の奉唱から礼拝が始められました。伴奏は例年通り三光教会のオーガニスト・黒川文子さん。式文に従い高橋チャプレンの司式で礼拝は進められ、途中には日課の聖書(第一日課はミカ書 第5章1~3節、第二日課はマタイによる福音書 第1章18~25節)朗読や聖歌358番も入り、いよいよ前半の山場には「香蘭女学校父母の会コーラス」による「Ave Verum Corpus」(W. A. Mozart作、河西保郎編曲)が、このコーラスグループの歌唱指導にあたっている石井朝奈先生の指揮のもと、美しく力強い声で歌われました。
 後半、聖歌476番の後、高橋チャプレンによるクリスマス・メッセージがあり、楽しい逸話を交えながら、しかし真剣なメッセージが伝えられました。聖歌102番、参列者の献金、主の祈り、アシジのフランシスの「平和の祈り」、祝祷と続き、最後に聖歌83番を全員で高らかに奉唱して、「家族で祝うクリスマス礼拝」は終わりました。
 その後、会場を三光教会会館に移して、和やかに祝会が行われました。途中、この日のオーガニストの黒川さんらが会館いっぱいの出席者の前で心温まるお話をしてくださいました。また、出席している生徒たちからのことばも会場をなごませました。そして楽しい時間もあっという間にお開きの時を迎えました。
 学校と家庭とが一緒になって、心静かにそして笑顔で祝った、豊かなひとときでした。

12月に入りクリスマスカード交換準備など進む2015年12月23日掲載

  12月に入り、二学期も間もなく終わろうとしている香蘭女学校。校内の様子をご紹介しましょう。
 アプローチを歩いているとビカステス記念館前の掲示板、そして本館エントランスを入ると売店横で目につくのが、「今月の聖句」。毎月の聖句は、各教室にも掲げられます。この12月の聖句として現在は、ヨハネによる福音書第8章12節「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」という聖句が掲げられています。なお、この毎月の聖句は書道部の生徒たちが交替で書いています。
 同じエントランス・ホールでも保健室横の生徒用掲示板には、「12月の保健目標」が掲げられています。これは、前にもご紹介したように、保健委員会で毎月掲げている目標です。この12月の保健目標は「うがい・手洗いをしよう」で、「正しい手洗いの方法を知ろう」「うがいの効果を知ろう」の二点について生徒の描いた絵で説明がしてありました。
 また同じくエントランス・ホールでは、華道部の生徒の生け花作品が飾ってあり、私たちの心を落ち着かせてくれます。
 部活動の生徒と言えば、毎朝早く、自然科学部の生徒たちがアプローチで落ち葉を拾っています。落ち葉がどのような面を上にして落ちるかを研究するそうです。どのような成果がでるでしょうか、楽しみです。
 12月最初のホーム・ルームの時間には、高等科2年生のあるクラスの生徒が全員で、校庭とアプローチの落ち葉掃きに取り組んでいました。自分たちで自主的に考えたホーム・ルーム・プログラムで、高等科2年生として少しでも人の役に立てたらと思って企画したそうです。級友同士が実に楽しそうに落ち葉を掃き集めていました。
 そして香蘭女学校では長年、クリスマスに全校でクリスマスカードの交換を行っています。生徒も教員も全員参加で行うこのクリスマスカード交換は、一年最後の楽しみとなっています。11月末には各クラスの宗教委員によって、クリスマスカード交換のクラスへの呼びかけとポスター掲示が行われました。
 また今年も、この交換カードに加えてもう一枚、東北の「東日本大震災被災地の皆さんへクリスマスカードを送りましょう」という呼びかけが行われ、そのポスターがエントランス・ホールや各クラスに掲示されました。
 クリスマスカードを通じて、私たちは他者との繋がりを改めて確認する時を持とうと思っています。
 一年の締め括りである12月は、自分と自分たちに於けるさまざまなことを改めて一つ一つ確かめる時なのかもしれません。

クリスマスに向けてクリブが置かれました2015年12月22日掲載

  11月27日に「降臨節を迎える礼拝」と「クリスマス・イルミネーション点灯式」が行われてから、香蘭女学校はクリスマス(降誕日)を迎える降臨節(アドヴェント)の期間に入りました。12月20日には降臨節第4主日を迎えました。
 これに合わせて、ビカステス記念館エントランス、礼拝堂エントランス、本館エントランス・ホール、事務所受付などには、大小のクリブが飾られました。クリブとは、イエス・キリストの誕生の様子を再現した馬小屋の模型のことです。ビカステス記念館エントランスの創立者ビカステス主教肖像前に置かれたクリブは真っ白な、礼拝堂エントランス階段脇に置かれたクリブは薄茶色の風合いのものです。また、本館エントランス・ホールに置かれたクリブは、フィリピン製の大きな、そして色彩あざやかなクリブで、天使は遥か上方を飛んでいます。反対に事務所受付のクリブは、とても小さな可愛らしいものです。
 降臨節に入ると毎年校内に飾られるこれらのクリブは、イエスの誕生を待ち望む期間であるアドヴェントに相応しく、校内でイルミネーションが輝くクリスマス・ツリーとともに、香蘭女学校の生徒たちのクリスマスへの思いを高める存在となっています。

クリスマスに向けてリースが飾られました2015年12月21日掲載

  11月27日に「降臨節を迎える礼拝」と「クリスマス・イルミネーション点灯式」が行われてから、香蘭女学校はクリスマス(降誕日)を迎えるアドヴェントの期間に入りました。12月20日には降臨節第4主日を迎えました。
 「降臨節を迎える」礼拝以後、校内のあちらこちらにクリスマス・リースが飾られました。華道部の生徒たちや校務職員の方によって丹精込めて作られた大きなクリスマス・リースは、校門、ビカステス記念館入口横、管理棟事務所受付前、本館エントランスホール入口、校長室内、生徒ホール、礼拝堂エントランス、オーキッドホール内などに飾られました。
 また、各教室の入口扉の丸窓や、その他の部屋の入口扉には、それぞれ小型のリースが今年も宗教委員によって付けられました。
 さらに礼拝堂には今年もアドヴェント・クランツが立てられ、降臨節の主日ごとに1本ずつロウソクに灯が点されています。

クリスマス・イルミネーション点灯式を挙行2015年12月20日掲載

  教会の暦では、今年は11月29日が降臨節第一主日。イエス・キリストの誕生をお祝いする日(クリスマス)を迎える心の準備をする期間(アドヴェント)の最初の日にあたります。香蘭女学校では今年度も例年通り、その2日前の11月27日の朝に全校で「降臨節を迎える礼拝」を捧げ、お天気に恵まれたその日の夕方、校内にあるクリスマス・ツリーのイルミネーション点灯式を、多くの参加者を得て盛大に行いました。
 午後4時30分、高橋チャプレンの司式によって、前もって宗教委員によって作られこの日配られたキャンドルの灯りを手にした参加者全員で、点灯式の式文を唱え、チャプレンの読む「聖マタイによる福音書」第2章7節以下に記されたみ言葉に耳を傾け、そして聖歌第83番をクワイヤーとともに声高らかに歌い上げ、歌い終わるとともに行われた点灯を皆で祝いました。その後は主の祈り、聖歌93番と続き、クリスマス・イルミネーション点灯式は終わりました。
 その後12月いっぱいの間は連日、日暮れ前からイルミネーションが点灯され、アプローチは華やかに彩られます。10m近い高さのある点灯されたツリーは毎年、香蘭生がキリストの誕生を心待ちにする象徴となります。

全校で「降臨節を迎える礼拝」を捧げました2015年12月19日掲載

教会の暦は、11月29日(降臨節第一主日)から降臨節に入りました。
 クリスマス(降誕日)までの四週間前を降臨節(アドヴェント)と言い、昔からイエス・キリストの降誕を心静かに待ち望む期間としています。香蘭女学校では毎年、クリスマス四週間前の降臨節第一主日直前の金曜朝の礼拝を「降臨節を迎える礼拝」として、毎日の礼拝とは異なる特別の礼拝を捧げています。
 今年度は11月27日。この日の朝の全校礼拝は「降臨節を迎える礼拝」として捧げられました。高橋チャプレンの司式により始められた礼拝は、初めに礼拝奉仕の中等科2年の生徒によって降臨節の謂われや物語が語られました。続いて日課朗読奉仕の高等科2年の生徒によって、旧約聖書(イザヤ書2章4節,60章1~3節)が読まれた後、そして、高等科2年のオーガニストの生徒の伴奏で降臨節の聖歌57番を全員で歌っている最中に、オルター・ギルドの高等科1年の生徒によって4本のアドヴェント・クランツの1本目のろうそくに灯がともされました。主の祈りのあと、礼拝奉仕の高等科3年の生徒による降臨節の祈り、同じく高等科2年の生徒によるアッシジの聖フランシスの祈りが捧げられました。祝祷の後、降臨節の聖歌69番が歌われ、その最中に祭壇とアドヴェント・クランツの1本のろうそくの灯がともにオルター・ギルドの高等科1年の生徒によって静かに消されました。
 アドヴェント・クランツには、その後毎週初めに一本ずつ灯がともされます。ともされるたびに、待ち侘びているキリストの誕生が一歩一歩近づいてゆきます。

中・高生徒会が「常総市大水害支援募金」を開始2015年12月18日掲載

  9月10日に台風から変わった低気圧の影響で記録的な大雨となり、その結果鬼怒川の堤防が決壊し甚大な被災をした茨城県常総市。避難生活を送っておられる方がまだまだ大勢おられます。
 そこで中等科・高等科生徒会では、このたび「常総市大水害支援募金」を計画し、そしてまず11月26日の全校礼拝で、高等科1年の生徒会役員が寄付の呼びかけをしました。
 翌27日の朝からアプローチ突き当たりに中等科・高等科生徒会役員が立ち、募金箱を手に登校してくる生徒達に向けて寄付を呼びかけました。前日の礼拝で高等科生徒会役員の話を聞いていたこともあり、登校してくる生徒の中には既に財布を手に準備している生徒もいました。
 自分のお小遣いを少し切り詰めてでも、困っている方々の助けになれば、と支援の気持ちを惜しまない多くの生徒たちの心からの献金に対して、生徒会役員たちも笑顔で感謝の気持ちを伝えていました。
 中等科・高等科生徒会ではこの「常総市大水害支援募金」活動で集まったお金を、直接現地に届けることにしています。

清水台小学校と協働でさいかち坂の落ち葉掃き2015年12月17日掲載

  既報の通り昨年11月23日に行われたチャリティー・バザーでは、気仙沼「ひまわり」のクッキー販売のために、お隣の品川区立清水台小学校の児童たちが特別ゲストとして今年も元気にボランティア参加をしてくれました。
 清水台小学校とは5年ほど前から、少しずつ連携できる分野での児童・生徒間での協力をしてゆこうと話し合いを進め、いろいろなプログラムを適時実施してきました。今年もこの11月26日から断続的に、昼休みに「さいかち坂」の協働落ち葉掃きが始まりました。
 清水台小学校と香蘭女学校の前の通りは中原街道(都道2号線)です。この中原街道のうち香蘭女学校のあたりは、別名「さいかち坂」と呼ばれています。品川区教育委員会のたてた「さいかち坂」の謂われを記した道標が、香蘭女学校の前にたてられていますが、そこには次のように記述されています。「さいかち坂の名称の由来は、昔この坂の両側に『さいかちの木』があったからと伝えている。また、中延の麦打唄の中に、『さいかち原の中までも…』とあるように、坂の右手に『さいかち原』があったからだとも伝えられている。大正時代までは、樹木や雑草のしげる昼なお暗い坂であったという。」今もさいかちの大きな木が、三光教会の一角で中原街道をみつめています。
 歴史あるこの「さいかち坂」の落ち葉掃きを両校で行うプログラムは、2011年11月29日昼休みにその第1回が実施され、この時香蘭女学校からは高等科2年生の生徒が参加しました。以来毎年、落ち葉の季節になると両校では、特にイチョウ並木となっているこの「さいかち坂」の落ち葉掃きを協働で行うようになりました。
 今年も落ち葉掃き当日は、小学生の皆さんは明るく元気に竹箒を上手に使って落ち葉を掃いてくれていました。香蘭女学校からは、中等科・高等科生徒会役員やガールスカウト部の部員たちが小学生と一緒に働きました。小学校と中学高校は学校の時間帯がずれているので、一緒にできる機会が毎回とはいきませんが、できる限り協働できればと考えています。

11月下旬、秋が深まっている校内の自然2015年12月16日掲載

  11月下旬、113年目のバザーも終了し、二学期も残り僅かとなった頃、香蘭女学校の校内は秋が深まっています。校内の紅葉する樹々は次々に赤や黄色に色づき、秋らしい色彩を存分に見せ始めてくれています。
 花の少ないこの季節、新たに咲き始めた花は、体育館棟の西側、シャロームの鐘の脇の白い花の咲く樹ばかりを集めた小道に、白いサザンカの花が咲き始めました。管理棟東、南館・礼拝堂裏に続いて、香蘭では毎年最後に咲き始めるサザンカです。
 花と言えば、アプローチ脇のツツジの樹や管理棟東のサツキの樹に、何輪か狂い咲きのツツジやサツキの花が咲いています。例年より暖かい秋に、どうやら季節を勘違いしてしまったようです。
 芝蘭庵の茶庭のマンリョウの実は、いよいよ赤色を増してきました。また、管理棟南のキンカンの実もだいぶ黄色くなってきました。さらに芝蘭庵の東側には、センリョウの実がたくさん色づいてきました。
 もうすぐ、冬です。

バザーに合わせて三光教会オープンチャーチ2015年12月15日掲載

  11月23日の香蘭女学校のバザーの日、お隣の三光教会は「オープンチャーチ」。香蘭のバザーにいらした方に教会の中をご覧いただくプログラムを今年も実施しました。
 香蘭女学校と三光教会との長く深い繋がりによってこのような機会をいただくことができています。香蘭女学校の生徒と三光教会とのおつきあいは、毎学期の学年礼拝、毎週金曜日の夕の礼拝、アコライトの奉仕、クリスマスイブ礼拝や三光教会創立記念日礼拝などでのクワイヤーの奉仕、ステパノ会のクリスマス祝会での人形劇部公演など、多彩に行われています。毎年10月に開催されている三光教会のバザーには、香蘭女学校の生徒たちが多数自主的にお手伝いをさせていただいています。香蘭女学校の保護者と三光教会とのおつきあいということでは、毎年12月に捧げられる「家族で祝うクリスマス礼拝」。教職員と三光教会とのおつきあいということでは、新任教職員・講師の宣誓・任命式。卒業生の校友会と三光教会とのおつきあいということでは、校友会逝去者記念礼拝、1月の成人式の日に行われる成人式記念感謝礼拝……と、香蘭女学校と三光教会との関係はさまざまな場面で今日も続いています。
 今年も香蘭女学校のバザーでは、三光教会のブースがパティオに作られ、オープンチャーチへのお誘いをしていました。
 オープンチャーチ当日は多くの方が三光教会を訪れ、現役香蘭生のご家族、学校見学の小学生親子、その他さまざまな方々が三光教会の方々の説明を受けながら、教会の中をじっくりご覧になっていました。

バザーで「東日本大震災ボランティア」の展示2015年12月14日掲載

  11月23日に行われた113年目のチャリティー・バザーでは10月のヒルダ祭に引き続き、キリスト教センター主催の「東日本大震災ボランティア」の写真展示を、ビカステス記念館のサロンに於いて開催しました。
 3月20~23日に宮城県名取市・石巻市(北上地区)の仮設住宅やワカメ養殖・加工業のお宅などをお訪ねした第11回東日本大震災ボランティア、8月20~23日に宮城県名取市・石巻市(北上・河北地区)の仮設住宅やワカメ養殖・加工業のお宅などをお訪ねした第12回東日本大震災ボランティア。今年もこれらのボランティア活動の様子を写真パネルで展示し、相互交流の現在をご来場くださった方々にご紹介しました。
 また今年も、ボランティア参加生徒の感想文を掲載した冊子『であい 2015(通巻第4号)』を会場でお渡ししました。

バザーで「広島平和学習」の展示を行いました2015年12月11日掲載

  11月23日に行われた113年目のチャリティー・バザーの時に、ビカステス記念館のサロンでは今年も、8月に実施された校外活動の「広島平和学習」の展示も行いました。一昨年・昨年に続き、3年目の展示となります。
 展示はまず、「広島女学院との交流」のコーナーで8月に碑めぐりを案内していただいた写真や報告を中心としたものが貼られ、続いて「被爆者の方の証言」と題して河野キヨ美さんから当日うかがったお話を写真とともにまとめたものが貼られました。さらに今年も、生徒が制作した映像を会場で流し、多くの来場者にご覧いただくことができました。また今年も、来年の「広島平和学習」のための千羽鶴折りのコーナーが設けられ、多数の方が一生懸命、色紙で鶴を折っていました。
 そして会場では、『広島平和学習 2015 ~戦後70年 ヒロシマを知る・伝える』と題した大部の文集が配られましたが、その中にはこの8月の「広島平和学習」に参加した生徒の真摯な作文が掲載されていました。
 来年以降の「広島平和学習」へ継続するために、多くの方々に見ていただき、生徒たちはさらに考えを深める機会とし得た様子でした。

バザーの維持後援会売場で香蘭グッズ販売2015年12月10日掲載

  既報の通り、11月23日に行われました113年目のチャリティー・バザーは、好評のうちに終了いたしました。
 今年も、香蘭女学校維持後援会の売場が設けられました。本館1階にこの維持講演会の売場が設けられたのは2013年から今年で3年目となります。今年の維持後援会売場でも、香蘭オリジナルグッズの販売が行われました。
 今年の香蘭オリジナルグッズは、クワイヤーが歌うCD、ネクタイ、2016年版カレンダー、クリアファイル2枚組(A4とB6)、シャロームアクセサリーとしてハットピン・ビンバッジ・ペンダントヘッド、今年初めて登場のシャロームキルトピン、そしてこれまた初登場のリース各種、といったラインナップです。このうち、最後のリースは、校務職員の方の力作で、一年間かけて北軽井沢の山荘などで木の実などを集めたものをあしらってデザインした立派なリースです。
 たくさんの方々が維持後援会売場を訪れてくださり、購入いただきました。
 また、この売場を訪れた香蘭生たちが目をとめたのは、学校説明会の時に流した香蘭女学校紹介の動画でした。売場で流れる映像に、香蘭生たちは感想を口にしながら見入っていました。
 維持後援会の香蘭オリジナルグッズは、バザー以外の時は学校の事務所受付で販売しておりますので、是非ご購入ください。

清水台小学校の児童たちがバザーに参加2015年12月09日掲載

  香蘭女学校のお隣にある品川区立清水台小学校の児童たちが、今年も11月23日のバザーにボランティア参加をしてくれました。2011年のバザーから5年連続の参加です。
 そして今年も、東日本大震災被災地東北支援コーナーのうち宮城県気仙沼市の知的障がい者の通所作業所「ひまわり」のクッキー販売を手伝ってくれました。
 校庭に設営されたテントに作られた東日本大震災支援コーナーの気仙沼「ひまわり」クッキー売場でかわいらしい声を張り上げて販売するとともに、アプローチやパティオ入口までクッキーを入れた篭を持って遠征して、バザーに訪れたばかりのお客様一人一人に笑顔で元気に声をかけていました。また、清水台小学校の児童たちの保護者の皆様、校長先生、副校長先生、諸先生方も、今年もご奉仕くださいました。保護者の方々はご自身のお子さまに負けず劣らず元気な声を上げクッキー販売をしてくださいました。
 お陰様で、気仙沼の「ひまわり」クッキーは完売しました。
 毎年続けられている、バザーでの楽しく嬉しい教育連携でした。

バザーでガールスカウト部が東北被災地支援の募金や販売2015年12月08日掲載

11月23日のバザーではガールスカウト部の生徒たちが、パティオ入口で今年も「たかたのゆめちゃん募金」の活動を行いました。
 日本最初のガールスカウトで、東京都第1団として活動している香蘭女学校のガールスカウト部は、ガールスカウト部の卒業生である北島茉也さん(陸前高田市の復興マスコットキャラクター「たかたのゆめちゃん」のデザイン作者。第116回卒業生)を通じて、東日本大震災の被災地である陸前高田市の復興のための募金などの活動を2012年からずっと続けています。
 またガールスカウト部部員の生徒たちはこのバザーで、校庭の東日本大震災被災地支援コーナーの売り場に交替で入り、「たかたのゆめちゃん」グッズの販売も行いました。販売したオフィシャル・グッズは、クッキー、ファイル、ボールペン、Tシャツ、メモ帳などでした。

バザーに東日本大震災被災地支援コーナー2015年12月07日掲載

  11月23日は香蘭女学校113年目のチャリティー・バザーでした。
 このバザーに、今年もまた2011年のバザー以来続いている「東日本大震災被災地支援コーナー」を設けることになり、校庭に於いて販売を行いました。
 今年も、東日本大震災被災地のうちの4ヶ所の支援コーナーが置かれました。
 宮城県名取市からは、市内閖上地区で被災した老舗「ささ圭」の笹かまぼこを今年も販売しました。今年は「ささ圭」社長のご子息が来校され、生徒と一緒に販売をしてくださいました。香蘭生は名取市閖上地区へは2011年夏から何度もボランティアと閖上見学に出かけていますが、今年も3月と8月に訪れています。また、「ささ圭」にも何度も訪問させていただいています。
 宮城県石巻市からは、市内北上町十三浜で獲れた海産物を今年も販売しました。この十三浜のわかめは、2012年春「十三浜わかめプロジェクト」に学校をあげて協力させていただいたわかめです。香蘭生はこの北上町十三浜へは2011年夏から何度もボランティアに出かけていますが、今年も3月と8月に訪れてわかめの作業をお手伝いしました。今回のバザーで販売した品は、ボランティアでお世話になった6軒のお宅からそれぞれ直接取り寄せたもので、ワカメ、茎ワカメ、ワカメ元葉、とろろ昆布、結び昆布、岩海苔の6品目でした。結び昆布は、この夏にボランティアに伺った生徒が一つ一つ結んだものです。
 宮城県気仙沼市からは今年も、知的障がい者の通所作業所「ひまわり」のクッキーを販売しました。この「ひまわり」のクッキーは、年間に何度も学校をあげて購入することで、復興に協力し続けています。
 このほか、ガールスカウト部が担当する岩手県陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」売場が今年も設けられました。
 多くのお客様に被災地の品をご購入いただきました。売り上げは、すべてさまざまな施設・活動に寄付させていただきます。

113年目のバザーが盛大に開催されました2015年12月04日掲載

  11月23日。待ちに待ったバザーの日を迎えました。1903年に始まった香蘭女学校のチャリティー・バザーも今年で113年目を迎えました。雨が途中で降るという天気予報でしたが、殆ど降られることもなく、神様のお恵みにあずかった今年のバザーでした。
 10時の開会前より例年通り大勢のお客様が、列を作られて今や遅しとバザー開会を待ちかまえていらっしゃいました。今年も校内は多くのお客様でにぎわう一日でした。
 当日は例年通り、中等科1年生は手作りクリスマスカード売場、中等科2年生は会場係でゴミ当番や机・椅子の準備や片づけ、中等科3年生は生徒製作品売場、高等科1年生はゲームコーナー・つりぼりコーナー・食堂のウエイトレスや校庭での食事販売や食券販売、高等科2年生は食堂の調理、高等科3年生はクラスごとの模擬店をそれぞれ担当しましたが、それぞれが各持ち場で明るい表情いっぱいで大切な奉仕をしていました。また、生徒ホールでは図書委員会の古本市、校庭では園芸係の花市が例年通り開催されました。このほか、父母の会売場や校友会売場も大盛況で、大賑わいでした。
 15時の閉会まで、実に多くのお客様にお買い物をしていただきました。ありがとうございました。生徒たちが担当した売り場の収益はすべて、さまざまな施設・活動へ寄付させていただきます。

多磨全生園訪問に参加した生徒が礼拝で報告2015年12月03日掲載

11月15日にバザー委員を中心とした高等科2・3年の生徒12名が、ハンセン病施設である多磨全生園を訪問しました。そしてこのプログラムに参加した高等科2年の生徒2名が、11月20日朝の全校礼拝でその報告を行いました。
 この日も高等科3年生による「マタイによる福音書」第15章21~28節が朗読された後、2名の生徒が説教台でお話をしました。隔離施設というイメージとは掛け離れた緑に囲まれ空気の澄んでいるゆったりとした時間の流れた場所と、多磨全生園の第一印象を報告したあと、自由に出入りできる現在に何故ここにまだ住んでおられる方がいるのかという疑問を抱いたこと、そしてそれがハンセン病患者の家族であると周囲から受ける酷い差別に苦しまないようにと自分の家族を思い、その結果家族との縁を切って入所してきたという辛い過去を知ったことを話してくれました。24年前にようやくハンセン病の問題解決促進の法律が制定されたものの、その前に亡くなられた方が大勢いらっしゃることを報告してくれた後、ここまで酷い差別が行われていたことを今日まで知らなかったこと、「無知」ということがどれほど恐ろしいかと感じたことを話し、実際に見て、感じて、どう思うかと考えることこそが大切だと語ってくれました。そして、元ハンセン病の患者さんが高齢化する中、私たちが語り継ぐべき事実を聞けるのは今しかない、差別・偏見に苦しむ人がこれ以上増えないように、このような悲惨なことが二度と繰り返されないように、私たちは正しい情報を知り語り継いでゆこう、と訴えかけてくれました。
 この日の礼拝はこのあとオーガニストの高等科2年生の伴奏によって聖歌338番を奉唱し、諸祈祷、そして聖歌563番を最後に奉唱する中、オルター・ギルドの高等科1年の生徒が祭壇の燭台の灯を消して終わり、全校生徒は多磨全生園訪問の報告を各自心にとめながら各教室へ戻ってゆきました。

第2回宗教講話は泉岳寺住職の小坂機融先生2015年12月02日掲載

香蘭女学校で長年にわたり毎年2回行っている宗教講話。一学期に水谷修先生をお招きした第1回に続いて、この11月18日午後に今年度第2回が礼拝堂で行われました。今回お招きしたのは、泉岳寺住職の小坂機融先生です。小坂機融先生は1933年東京生まれの82歳。1960年に駒沢大学大学院人文科学研究科仏教学専攻修了、文学修士。現在は、駒沢大学名誉教授、大本山永平寺別院長谷寺専門僧堂堂長もつとめられています。今回のお話は、「仏教講話『拈華来(ねんげらい)の今を生きる』。
 まず高田校長から小坂先生のご紹介がありました。続いて高橋チャプレンによる開会の祈り。そしていよいよ小坂先生のお話が始まりました。
 最初はゆっくり120年余の香蘭女学校の伝統について触れられ、伝統が軽んじられてきた現代について話されました。そして、続いて命のことを話され始めてから、小坂先生のお話はあちらの話題やこちらの話題をゆったりと行ったり来たりしながら進められました。生徒たちには普段聞き慣れない「三大阿僧祇劫」「優曇波羅華」「遠芳忌」「尽十方界」「苦苦・懐苦・行苦」「無常苦」「自受用三昧」「典座(てんぞ)」などといった仏教用語が時折お話の中に登場し、そのたびごとに小坂先生はどのような字を書くのかを説明してくださいました。
 お話の最後に行き着いたところは、今の私がこのようにあることが「稀有」なことであり、だからこそこの命をもってこの世界を生き抜いてゆく。そして道元禅師が「正法眼蔵」に書き残したように、正しい姿勢をもって正しい智慧を無偏無党で明らかにしてゆくことで、掛け替えのない「稀有」な私を生きることが大切なのである、ということでした。
 生徒たちにとっては難しく聞こえる内容も多々あったかもしれませんが、小坂先生のお話の根本にある考え方が、私たちが日頃触れているキリスト教の考え方と実にそっくりであるということに気づいた生徒もいました。
 私たちが日頃の自分を見直し、授かった掛け替えのない命の生かし方を考え直すのに、今回のこの小坂先生のお話は、たくさんのヒントを含んだものだったと思います。
 高橋チャプレンによる閉会のお祈りを終え、小坂先生をお見送りした後、各教室に戻って生徒たちは講演の振り返りを各自書きましたが、その間シーンと静まり返った教室には、小坂先生のお話を通して「稀有」な私と向き合っている空気が感じられました。
 貴重な時を経験した第2回宗教講話でした。

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