トピックス(2015年9月掲載分)

今年も広島平和学習プログラムを実施しました2015年09月14日掲載

  例年夏休みに行われているキリスト教センター主催の校外活動プログラム「広島平和学習」。今年も8月1日から3日にかけて中等科と高等科の生徒28名によって実施されました。3日間とも真夏の晴天に恵まれ、70年前の、とても暑い日だったという8月6日を彷彿とさせる天候でした。
 初日は宮島に渡って世界遺産の厳島神社を見学。水は引いていて、有名な鳥居の脚下まで近寄って真下から見上げた生徒もいました。その後、路面電車の広電に乗って広島市内の宿舎に入り、夜はいよいよ翌日に迫った、被爆後70年の広島を歩く心構えを改めて共有しました。
 2日目は午前は平和記念資料館の見学。東館が改修中の為、本館のみの見学でしたが、原爆のすさまじさを物語る展示の一つ一つに耳を澄ますように、じっくり向かい合う時間となりました。午後はまず被爆された方の体験を国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に於いて伺いました。お話をして下さった河野きよみさんは当時14歳。原爆投下直後の広島市内の家族の行方を求めて歩いたそうです。その記憶を長年封印しておられましたが、70歳の時に決意して、ひとつの情景を絵にしました。日赤病院の花壇の上に木材を積むようにきれいに並べ重ねられていた、たくさんの男子中学生の遺体。河野さんは、記憶の一つ一つに語りかけるように話をして下さいました。そのあと、今年も広島女学院高校の皆さんが平和記念公園内の碑を一緒に巡りながら、丁寧に解説をしてくれました。碑巡りを終えた後は、広島女学院の生徒の皆さんと香蘭生との交流会がありました。その夜の振り返りでは、生徒一人一人が今日一日で溢れる程たまった言葉に表し尽くせない思いをつぶやき、聴き合い語り合う大切な時間を持ちました。
 最終日は袋町小学校平和資料館と旧日本銀行広島支店を見学し、3日間の実りある平和学習を終えました。

二学期の始業感謝礼拝を全校で捧げました2015年09月10日掲載

  9月7日、いよいよ二学期が始まりました。点呼時間の8時10分までに登校した生徒たちは、久しぶりの友人との再会に、喜びの声をあげていました。点呼のあと、生徒全員と教職員全員が礼拝堂に入堂しました。
 二学期始業式の感謝礼拝は、聖歌452番を全員で歌う中、クロスとトーチを掲げたアコライト・ギルドの生徒たちに先導されたプロセッションが入堂して始まりました。高橋チャプレンの司式によって全員が式文を唱え、続いて青野教頭が拝読する聖書「コリントの信徒への手紙一」13章4節~13節に耳を傾けました。
 続いて高田校長から二学期の学校生活に向けてのお話がありました。夏休み前の一学期終業感謝礼拝の中で全校生徒に出された三つの宿題について、世界の情勢について、そしてこれから始まる行事の多い二学期について、それぞれ私たちは何をしてきて、これから何をすべきか。その時にどのようなことを心がけるべきかを、日課の聖書にそくしてお話しされました。
 お話のあとは、校歌を全員で歌い、祈りのことばを唱えた後、表彰が行われました。テニス部や陸上競技部の生徒たちが夏休みの活動の成果を称えられました。
 礼拝の最後は祝祷、そして聖歌415番。アコライト・ギルドの生徒たちに先導されたリセッションの退堂があって、始業式の礼拝は終わりました。
 その後、ICTセンターの先生から、二学期からの授業に於けるICT関連の導入についてのお話がありました。
 さて、いよいよ二学期の始まりです。

東日本大震災ボランティア(第12回)を行いました2015年09月08日掲載

  2011年3月11日の東日本大震災で多大な被災をした方々に対して私たちにできることが何かないだろうかとの思いから始められた香蘭女学校の東日本大震災ボランティア。2011年8月から始めて今回で12回目となります。今回は8月20日から23日までの3泊4日の日程で、高等科1~3年生17名が参加して行われました。
 1日目はまず宮城県名取市に向かい、2011年以来ずっと訪問させていただいている応急仮設住宅箱塚桜団地を訪れました。開会礼拝を捧げたあと、住民の方々との交流プログラムを行いました。今回は個々にお話をうかがう時間を過ごし、震災時の経験などをお話しいただきました。
 そのあと被災地である閖上地区を訪れました。日和山、閖上中学校などを訪れ、生徒たちはみな閖上地区の被災の大きさと激しさを再認識しました。そしてその日のうちに、石巻市北上町の十三浜に移動しました。
 2日目はまず、石巻市河北の応急仮設住宅追波川河川団地に出かけ、集会所でのプログラムを実施しました。2012年以来毎年訪問させていただいているこの仮設住宅ですが、今回も住民の方が多数いらしてくださり、生徒との心あたたまる交流の時を持ってくださいました。いろいろなお話、ゲームプログラム、そして歌。忘れがたい時間を過ごしました。
 そのあと釜谷の大川小学校を訪れて祈りを捧げました。今回大川小学校では、応急仮設住宅追波川河川団地の住民で2012年以来ずっと香蘭生がお世話になっている方が案内と説明をしてくださいました。津波で大被害を受けた校舎を前にしてその方の悲痛な叫びを聞き、生徒たちはみな心に重い宿題を抱えた思いを持ちました。
 大川小学校をあとにして新北上大橋を渡ったあと、石巻市北上町の十三浜にあるワカメの養殖や加工を営んでおられる5軒のお宅に、生徒も先生も分散し、それぞれのお宅でお仕事のお手伝いをしました。ワカメの芯抜きのお手伝いをしたお宅、「桁」とよばれるワカメ養殖用のロープの掃除のお手伝いをしたお宅、またワカメ販売のための袋詰めのお手伝いをしたお宅、結びコンブをつくるお手伝いをしたお宅、さらにはホヤの製品化のお手伝いをしたお宅もありました。
 3日目は丸一日、4日目の午前中もそれぞれ同じお宅でお手伝いをし、それぞれ再会を誓ってお別れをしました。
 期間中は毎晩、グループに分かれて振り返りの時間を持ちましたが、各人がこのボランティアに参加希望をした理由を話したり、その日の自分たちのグループの仕事内容の報告をしたり、その日感じたことを素直に語ったりして、しっかりとお互いに気持ちの共有をしていました。
 多くの方々にお世話いただいて無事終えることができた今回のボランティアでした。第13回東日本大震災ボランティアは来年の3月に実施する予定です。

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