トピックス(2016年8月掲載分)

イギリスのラグビースクールでの語学研修2016年08月31日掲載

  この7月21日から8月4日まで、イギリスのラグビースクールでの短期語学研修が、高等科1年9名、高等科2年6名の計15名が参加して行われました。
 香蘭女学校の母国と言ってもよいイギリスでの研修は、古くは1976年から1982年まで毎年16泊17日の日程で行われた英国セミナーがありましたが、本格的な語学研修としては2006年夏に始められたハロウスクールでの研修が最初です。翌2007年夏からは全寮制の女子校ヒースフィールドスクールに場所を移して研修が続けられました。そして2011年夏からは再びハロウスクールでの研修となり、毎年高等科1・2年の生徒5名が参加して行われてきました。今夏から伝統校のラグビースクールで15名の生徒が参加しての語学研修が実現することになりました。
 ヒースロー空港に降り立った一行はそのまますぐにラグビースクールへ移動し、翌日英語力診断テストを受験し、いよいよ研修はスタートしました。
 毎日原則として午前中は授業、午後はアクティビティという日程です。アクティビティは、スポーツ(バスケットボール、バレーボール、サッカー、テニス、スカッシュ等)、アート・絵付け、エアロビクス、ダンス、情報技術などから選択して参加するものと、全員参加の「カリビアン・ナイト」、「ダンス・パーティー」、「映画鑑賞会」、「クイズ大会」、「インターナショナル・ナイト」、「スポーツ大会」、「ドッジボール大会」など多彩なものがありました。さらに、ウォリック城やオックスフォードのカレッジを見学したりしました。
 授業の最終日にはトリニティ英語検定試験を受け、その後サマー・スクールの修了証書を受け取りました。
 ラグビースクールでの初年度の語学研修、実に充実した二週間を過ごすことができました。

今年も広島平和学習プログラムを実施しました2016年08月30日掲載

  例年夏休みに行われているキリスト教センター主催の校外活動プログラム「広島平和学習」。今年も8月1日から3日にかけて中等科と高等科の生徒37名によって実施されました。3日間とも真夏の晴天に恵まれ、71年前の、とても暑い日だったという8月6日を彷彿とさせる天候でした。
 初日は袋町小学校平和資料館を、係の方の説明を伺いながら見学しました。
 2日目は午前は平和記念資料館の見学。原爆のすさまじさを物語る展示の一つ一つに耳を澄ますように、じっくり向かい合う時間となりました。午後はまず被爆された方の体験を平和記念資料館の会議室で伺いました。生徒からの質問にも丁寧に答えてくださいました。そのあと、今年も広島女学院高校の皆さんが平和記念公園内の碑を一緒に巡りながら、丁寧に解説をしてくれました。碑巡りを終えた後は、広島女学院の生徒の皆さんと香蘭生との交流会が平和記念資料館の会議室でありました。その夜の振り返りは、まず全体での振り返りにこの6月に宗教講話で来校してくださった詩人のアーサー・ビナード先生が宿舎まで駆けつけて参加してくださり、先生のお話を伺ったり質問をぶつけたりする有意義な時間が持てました。そのあとは班ごとに分かれての振り返りとなり、生徒一人一人が今日一日で溢れる程たまった言葉に表し尽くせない思いをつぶやき、聴き合い語り合う大切な時間を持ちました。
 最終日は江田島の旧海軍兵学校をガイドの方の案内で見学し、3日間の実りある平和学習を終えました。

高等科2年生が中1山荘生活で厨房のお手伝い2016年08月29日掲載

  既にお知らせしましたように、今年度も中等科1年生のクラスごとの北軽井沢「清香寮」での山荘生活が行われました。
 香蘭女学校の山荘「清香寮」がある北軽井沢大学村には、いくつかの学校の寮がありますが、現在もそこを使って校外活動を実施している学校は、香蘭女学校だけとなりました。また、香蘭女学校の山荘の特筆すべきことは、食事作りも含めすべての運営を学校のメンバーでまかなっていて、外注をしていないということです。
 食事作りはずっと昔から家庭科の先生を中心に、そして高等科2年生の生徒がボランティアでお手伝いをつとめています。
 今年も一学期に、高等科2年生を対象に山荘の食事作りお手伝いの募集をしたところ、例年通り多数の応募がありました。各グループが5日間ずつ、中等科1年生のために一生懸命食事を作っています。約50人分の食事を作るという今までしたこともない経験をします。
 まず中等科1年生が到着すると、山荘ホールでオリエンテーションがあり、その時に高等科2年のお手伝いの生徒たちはご挨拶をします。そして朝夕の食事を作ったあとは、テーブルに食器を並べる中等科1年生に、厨房とホールとの間のハッチ越しに指示を出します。夜はおにぎりの夜食を作って、お腹のすいた中等科1年生に出してあげたりもします。中等科1年生が昼間山荘の外へ見学に出かけている間に、お風呂掃除もします。また、お手伝いの生徒も中等科1年生と同じく山荘生活を送っているわけですから、朝の起床礼拝や就寝前の礼拝の時には、中等科1年生の後ろに立って、一緒に礼拝を捧げています。
 山荘生活をした中等科1年生の中には、「4年後に私もお手伝いに来たい」と思う生徒も毎年必ず出てきますし、また今年お手伝いに応募した高等科2年の生徒たちも同様の気持ちを抱いて4年後の今この北軽井沢に来ています。
 香蘭女学校に入ったばかりの13歳の生徒、17歳の上級生、そしてかつて香蘭女学校で山荘生活を送ったもっと年上の校友生。年齢を超えて香蘭にかかわる多くの人々が、もはや稀少な存在となった香蘭女学校の山荘を今も守り続けています。

中等科2年生の清里校外活動(KEEP自然学校)2016年08月28日掲載

  毎年夏に行われる中等科2年生の山梨県北杜市清里に於ける酪農体験を中心とした校外活動が、今年も7月28日より行われました。宿泊場所はキープ自然学校、2クラスずつ2泊3日の濃密で楽しい実り豊かな時間を過ごしました。
 清里は元々、アメリカ聖公会のポール・ラッシュ先生がBSA(聖徒アンデレ同胞会)のキャンプ場所として選び、清泉寮をはじめとした設備を作り上げてリーダー養成のための活動を進めてきた場所です。日本聖公会に属する香蘭女学校とも縁の深い場所です。中等科2年の清里校外活動は、ポール・ラッシュ先生が始められたKEEP(Kiyosato Educational Experiment Project)の活動の「祈りと奉仕」の心を、実践を通して学ぶ場です。
 現地に到着後、すぐに日本聖公会清里聖アンデレ教会に入り、開会礼拝をささげました。開会礼拝のあとは、川俣渓谷に散策にでかけ、みんなで楽しく水遊びをしました。地元の野菜をふんだんに使った美味しい食事をした後の夜は、レンジャーの方に引き連れられて、ナイトハイクに出かけて自然の音に耳を傾けたりしました。
 2日目はいよいよ酪農体験。朝5時に宿舎を出て、レンジャーの方に導かれて牛舎に向かいました。そして、まず数十頭の牛を放牧に連れてゆきました。清里の牛たちは、標高の高い寒冷地に適している薄茶色のジャージー牛です。その後一度宿舎に戻り朝の祈り、引き続き朝食を済ませた後、再び牛舎に戻り牛舎の清掃をしました。たまりにたまった牛糞をスコップで一輪車に乗せ、運び、その後きれいにした床におが屑を撒くという、日常ではとてもできない経験を元気にこなしてゆきました。その後は牛を連れて帰る集牧。牛がすべて牛舎に戻ったら、搾乳施設の説明を受けた後、生徒全員による搾乳体験、とプログラムは進められました。得難い経験をすべての生徒が、驚いたり喜んだりしながらしていました。 その日の午後は、バター作りの体験をレンジャーの方の指導で行いました。
 また2日目の夜は、楽しいアクティビティーを満喫しました。
 最終日は清里を開村したポール・ラッシュの記念館やヤマネミュージアムなどを見学したり、あるいは清泉寮の周辺で遊んだりして、全員元気に帰京しました。
 聖公会ゆかりの地で、大自然に囲まれ、牛と触れあいながら、友人同士をよく知り合う大切な時間を持つことができました。

中等科1年生がクラスごとに北軽井沢山荘生活2016年08月27日掲載

  香蘭女学校の北軽井沢の山荘「清香寮」は、竣工してから今年で58年がたちます。そして、この山荘を利用しての中等科の夏の山荘生活は1960年に始まりました。今年も中等科1年生が7月下旬から8月上旬にかけて、クラスごとに北軽井沢の山荘「清香寮」へ出かけて、それぞれ2泊3日の共同生活をしました。
 山荘でのプログラムにはいろいろなものがありますが、その一つとして、香蘭女学校に縁の深いショー記念礼拝堂の訪問があります。明治期の聖公会宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーは別荘地軽井沢をひらいた方として有名です。そしてこのショー記念礼拝堂を聖別した方が、ほかならぬ香蘭女学校創立者のエドワード・ビカステス主教でした。まさに軽井沢の歴史と、このショー記念礼拝堂の歴史は、香蘭女学校の歴史とともにあったのです。礼拝堂に入った中等科1年生は、まずこの礼拝堂の司祭のお話をうかがいました。そして続いて、礼拝堂の裏手にあるショー・ハウス(ショー師の旧住居)を見学しました。
 山荘「清香寮」での生活は、祈りの三日間でもあります。朝の祈り、就寝前の祈りの時間は、司式も日課聖書朗読もオーガニストもオルター・ギルドも、すべてそのクラスの生徒たちがつとめます。落葉松林に囲まれた静謐な空気の中で、自分たちの祈りをまもります。また、嬬恋村という野菜の宝庫をすぐ近くに抱える北軽井沢、当然山荘生活の食事は、大自然の恵みにあふれています。食卓を囲む生徒たちの食欲も旺盛になります。そしてその食事を自分たちのテーブルに準備するのも、クラスの生徒のつとめです。食事のあとには、翌日の飯盒炊爨の準備もしました。
 1日目の夜は、山荘のホールでキャンドルサービスをしました。一人一人がキャンドルを持って、チャプレンの楽しいお話を伺いながら、特別な時間を過ごすことができました。そのあと、一日を振り返って日記を書きました。
 2日目は午前中に飯盒炊爨、そしてそのご飯を持参し、草津で昼食を楽しんだ後、ハンセン病を患った方々に対する奉仕で聖公会の歴史に大きな足跡を残したコンウォール・リー女史に関係する施設として、草津聖バルナバ教会、リーかあさま記念館などを訪ねました。その日の夜はそれぞれのクラスがオリジナルのクラスセッションを楽しみました。
 寝泊り・食事・お風呂・祈り・アクティビティーなどすべての生活を3日間ともにして、クラスの友だち同士の関係が深まった中等科1年生の山荘生活でした。

夏休み真っ只中の8月初旬に校内に咲いた花2016年08月26日掲載

  夏休みも真っ只中、8月上旬の香蘭女学校校内では、花の少ないこの季節ではありますが、よく探すといくつかの花たちが私たちにその姿を見せてくれています。
 アプローチを歩いて左側、ビカステス記念館のイングリッシュ・ガーデンの一番奥には、コヒルガオの淡い色の可愛らしい花がいくつも次々と咲いていました。
 そのビカステス記念館の右奥、今年できた「西のお庭」に足を踏み入れてみると、区割りした畑のうち、高等科2年D組の畑にはナスの小さな花が咲いていました。既にナスの実はこのクラスの生徒たちが収穫したあとでした。
 そしてアプローチの突き当たり、パティオ入口の所にある花壇には今年も、背よりもずっと高い所に大きなヒマワリの花が咲きました。これは「福島ひまわり里親プロジェクト」のヒマワリです。「福島ひまわり里親プロジェクト」は、東日本大震災に見舞われた2011年の5月に、福島県と全国の絆づくり、教育対策、雇用対策、観光対策など、さまざまな思いを込めて福島県でスタートしたプロジェクトです。福島県からひまわりの種を買い、その種を植えて育て、開花の後に種をとってそれを福島県に戻します。この送られた種が再び福島県で植えられて、ひまわり畑が福島県でどんどんと広がってゆくというプロジェクトです。香蘭女学校も昨年からこのプロジェクトに参加することとなり、今年も中等科生徒会が中心となってアプローチ突き当たりの花壇に、福島県から買った青いひまわりの種を植えました。そのひまわりがこの夏、見事に開花しました。今後は昨年に引き続き今年も、このひまわりの種を採取し、その採れた種を元々の種をいただいた福島県のひまわり畑に戻すことになります。

キリスト教学校フェアでクワイヤーが歌を披露2016年08月03日掲載

  今年も銀座教会 東京福音会センターに於いて7月30日(土)、第17回を迎える「キリスト教学校フェア」が開催されました。東京都内の17校のキリスト教学校(中高)が一堂に会してキリスト教学校の紹介をするこのフェアでは今年も、各学校のブースのほかに、17校が合同で行っているテーマ展示のコーナー(今年の共通テーマは「いつも喜んでいなさい」)、キリスト教学校の歴史と各校をそれぞれ紹介する小冊子「生徒の手による都内キリスト教学校ハンドブック」の配布、「生徒による学校紹介・music」、等を行いました。他の場所でしばしば行われている説明会・相談会とは一線を画して、キリスト教学校の存在とその意義をできる限り多くの方に知っていただこうというのが、このフェアの最大の開催趣旨となっております。
 香蘭女学校では、「生徒による学校紹介・music」に、例年通りクワイヤーが参加しました。まず高等科2年の2人が香蘭女学校の学校やクワイヤーのことを紹介したり、毎年このキリスト教学校フェアで歌わせてもらえることの感謝のことばを述べたりし、引き続き部員全員で3曲を美しいハーモニーで力強く歌い、銀座教会3階の大礼拝堂に集まったお客様の喝采を浴びました。キリスト教学校の良さを伝える大切な役割を、今年もクワイヤーがこの銀座教会で果たしてくれました。 また、地下1階の香蘭女学校のブースでは担当教員がご来場の受験生親子に対し、丁寧に学校の魅力をお伝えしました。さらに同じ地下1階には、例年通り銀座四丁目の書店「教文館」の部屋が設けられ、キリスト教学校推薦図書の販売が行われました。香蘭女学校の推薦図書5種類もそこに並べられ、ご来場の方々に手にとってご覧いただき、またご購入いただくことができました。

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