トピックス(2018年6月掲載分)

香蘭女学校創立130周年記念企画展に向けて(30)2018年06月19日掲載

1888年(明治21年)に英国国教会の宣教師たちによって建てられた香蘭女学校は、2018年に創立130周年を迎えます。
これを記念して、教職員、在校生、保護者、校友生をはじめ、香蘭女学校に連なるすべての方々が「香蘭女学校を再発見」できる場として、「香蘭女学校 創立130周年記念特別企画展」を開催いたします。

この企画展に向けて、香蘭女学校の歴史についてこのホームページのトピックス上で、時折ご紹介してゆくことになりました。今回はその第26回です。

《香蘭女学校の歴史 26 軍部からの圧力を受けて校長・教頭らが退職を余儀なくされる》

1942年の春に、名古屋の金城学院から鈴木二郎先生が教頭として香蘭女学校に迎えられました。「その飄々とした御風格の中に自然とにじみ出て来る暖かいお心づかい」と卒業生が後に語っているように、アッシジの聖フランシスに傾倒していたため質素で素朴な生活を愛しておられた鈴木先生はすぐに香蘭の皆から慕われる存在となりました。
一方時局は次第に嵐の様相を帯び始め、その中で香蘭に集う者たちの1つの大きな関心事は香蘭が属する日本聖公会の合同問題でした。イギリス・アメリカ・カナダを母教会とする日本聖公会は、太平洋戦争が勃発すると当然のように、軍当局からマークされ始めました。当時の日本のキリスト教は、まずカトリック教会が教団として認可され、続けて新教と称されていたプロテスタント諸派が合同して日本キリスト教団を結成しました。そして日本聖公会に於いては教区や教会単位で、この日本キリスト教団に合同しようとする動きとそれに反対する動きとがともに生まれていました。当然のことではありますが、軍部の圧力は非合同派の聖職とその教会へ伸びてきました。
香蘭女学校に於いても放課後は、鈴木教頭を中心として何人かの先生方が教員室で合同問題を論じることがしばしばありました。香蘭女学校と同敷地内にある三光教会牧師の今井直道司祭(香蘭女学校今井壽道初代校長のご子息)は毅然として非合同を宣言し、香蘭女学校も同じ道を行くものと当局からは見られるようになっていきました。
1944年に入るとすぐに香蘭女学校に憲兵隊からの干渉が始まり、園芸工作を教えていた水谷章一先生がふと現地から帰還した甥から聞いた話を教室でしたところ、それがすぐに憲兵の知るところとなり、逮捕され秘密裡に40日余留置されるということがありました。またその間、教員1名と数名の生徒たちも憲兵隊に召喚されて学校の様子を聞かれました。そして生徒たちはそのことを絶対に先生にも家族にも言ってはならないと言われたのを、先生でもなく家族でもない事務の吉岡さんに告げて、周囲は初めてそのような出来事があったことを知りました。
そして3月14日の入学試験の日の朝には、鈴木二郎教頭の校宅に憲兵が来て家宅捜索を行い、鈴木先生が書いた童話や詩や本などを押収し、鈴木教頭はそのまま憲兵隊に拘引されました。既に校舎本館の1階は軍に接収され、教員室は2階の元応接室の狭い部屋に移されていました。鈴木教頭が拘引されたのには、香蘭女学校内部に当局に呼応する者が存在していて、スパイ行為があるかのような密告をするものがいたという悲しむべき事実がありました。
鈴木教頭が拘留されて一週間経った時に、今度は志保澤トキ先生が九段の憲兵隊に召喚されました。10日ほどの拘留ののち鈴木教頭は帰されましたが、その顔は見るも無惨に憲兵隊での過酷な取り調べ・拷問の跡を留めており、元々細かった顔が両頬とも真ん丸に腫れ、まともに口をきくこともできない様子でした。周囲の者は口々に鈴木教頭に問いかけましたが、鈴木先生は「何でもありません。」と言葉少なに答えられました。それは言外に「聞いてはいけません。」との意味がこめられていると周囲の者はすぐに悟り、鈴木先生に問いかけることを止めました。志保澤先生も憲兵の執拗な尋問を受けましたが、さすがの憲兵も志保澤先生の毅然とした態度にはかなわなかったようです。聖書の授業中に「天皇を拝む」というのと「神を拝む」ということの相違を話された事柄についての尋問を憲兵から執拗に受けましたが、志保澤先生は冷静に賢明な応答をされたため、拘留の言質がとれなかったようです。
井上仁吉校長は、正三位勲二等の位階を持っていたため憲兵から直接に被害を受けることはありませんでしたが、都の教育庁から再三の干渉や説得を受けて1944年6月、井上仁吉校長は志保澤トキ先生とともに、既に3月に退職していた鈴木教頭のあとを追うようにして、香蘭女学校を退職することになりました。その退職の日は、生徒たちの泣き声が講堂を覆っていたということです。
退職した井上校長に代えて、教育庁によって東京都の視学官である篠原雅雄氏が校長に据えられ、理事長も兼ねることになりました。篠原先生は穏やかな方ではありましたが、次々と新しい教員を採用し、同時に新しい体制に失望して退職する教員も多く、クリスチャンの教師や校友生の教師はみるみる減っていきました。香蘭の行く末に不安を持つ教員たちに、三光教会牧師の今井直道司祭や校友生の松本千(旧姓:小泉、香蘭女学校第10回卒業生、慶應義塾塾長の小泉信吉の娘、国務大臣松本烝治夫人)などから「根さえしっかり残っていれば、香蘭という木は必ず又伸びて芽をふく時が来ます。」と励ましのことばがかけられ力づけられたそうです。とは言っても、それまでとは全く異なった香蘭女学校の一時期がここから始まります。
1945年、遂に香蘭女学校は香蘭高等女学校に改組。これにより、大日本帝国の高等女学校となり、キリスト教教育ができない学校となりました。そしてこの年の卒業式は、第52回生と第53回生の同時卒業式として行われ、香蘭女学校の歴史で唯一、聖歌や祝祷無しの卒業式となりました。

(写真は順に、鈴木二郎教頭、今井直道司祭、井上仁吉校長・志保澤トキ先生送別、篠原雅雄校長、松本千、第52回卒業生)

今学期も各学年がそれぞれ学年礼拝を捧げています2018年06月18日掲載

香蘭女学校では、毎朝の全校礼拝だけでなく、毎学期学年ごとにホームルームの時間を使って「学年礼拝」を捧げています。全校礼拝とは違った形で、しかも毎朝の礼拝よりも長い時間をかけてささげられる礼拝です。「学年礼拝」は三光教会聖堂に於いて捧げられます。
今年度も一学期の学年礼拝が行われています。学年礼拝の特色の一つに、各クラスの宗教委員が相談をして、学年礼拝の準備をするということがあります。礼拝当日に日課聖書朗読をするのも生徒たちで、また聖歌の伴奏をするオーガニストも生徒たちがつとめます。高橋チャプレンに代わって司式をつとめることもあります。
この6月8日に行われた中等科3年の学年礼拝では、宗教委員の生徒が礼拝前半の司式をつとめました。まず聖歌491番を生徒のオルガン伴奏で奉唱し、祈りのことばや詩篇121編の交唱など、宗教委員の司式に従って全員で唱え、さらに別の宗教委員の生徒の朗読によって日課の新約聖書コリントの信徒への手紙Ⅰ第13章1節~13節が朗読され、生徒たちは座ってその朗読に耳を傾けました。そのあと今回の学年礼拝の特別プログラムに入りました。
今回の中等科3年生の礼拝プログラムは宗教委員の司会によって、この日の愛の賛歌と呼ばれている聖書箇所を承けて、「愛」をテーマに行われました。4クラス8人の各宗教委員がこの日の日課聖書を読んでそこに書かれている「愛」について、感じたこと、考えたことを、それぞれ自分の経験に具体的に則しながら、自分のことばで語りました。8人それぞれが、誠実に学年全員に向けて語ってくれました。
次にその8人のことばを受けて、高橋チャプレンがお話をしました。「愛」って一体何だろう?という問いかけから始まり、ご自身の洗礼名に因んだお話をされました。そして、戦国期にフランシスコ・ザビエルたちが日本へやって来た時に、「愛」のことを「ご大切」と訳したことを話され、この「ご大切」と「愛でる」ということばをキーワードとして、生徒たちに問題提起をされました。
後半の司式を高橋チャプレンに交替し、諸祈祷があってから、主の祈り、祝祷を捧げ、最後に生徒のオルガン伴奏で聖歌500番を奉唱して、今学期の中等科3年の学年礼拝は終わりました。
香蘭生活の中でも大切な時間の一つである学年礼拝。あっという間の50分です。

春華やかに咲いた花たちが5月末には新たな実りに2018年06月16日掲載

春の香蘭女学校を華やかに彩った樹々の花たちが、5月末にもなるとそのまま一つひとつが実となって枝々に新たな姿を見せています。
アプローチを歩いてゆきビカステス記念館前まで来ると、そこにはザイフリボクの樹がありますが、近づいてみるとたくさんの実がついていて、次第に赤く染まってきているのがわかります。
その向かい側には、ボケの緑色の大きな実が枝にしっかりとついています。
さらに進んでゆくと、芝蘭庵前のウメの樹にはやはり緑色の実がたくさんなっています。
そして上方を見上げて目を凝らしてみると、サクラ(サトザクラ)の樹の枝に実がつき始めている様子を見て取ることができます。サクランボの誕生です。
この季節も樹や草以外の自然の様子も多彩で、たくさんの鳥たちが香蘭女学校に舞い降りてきます。また、ビカステス記念館前の池にはミズスマシが水面をスイスイと進んでゆく姿もたくさん見ることができます。
もうすぐ季節は梅雨を迎えます。

立教英国学院の佐藤忠博校長先生が礼拝でお話2018年06月15日掲載

香蘭女学校と深い縁のある立教英国学院の佐藤忠博校長先生がこの5月31日に来校され、朝の全校礼拝に出席されるとともに、その礼拝の中で生徒に向けてお話をしてくださいました。佐藤校長先生の来校は昨年の5月以来一年ぶりです。
立教英国学院は40年以上の歴史を持つ、元々は海外駐在家庭の子どものために作られた学校で、創立者の縣康(あがた・やすし)初代校長先生は香蘭女学校の第10代校長でもあられました。
2011年度からは、香蘭女学校から1年ないし2年の「留学」ができる制度が始まり、これまでに何人もの生徒が立教英国学院での学校生活を経験しました。この日の礼拝に出席している全校生徒の中にも2名の立教英国学院「留学」経験者がいました。
香蘭女学校の鈴木弘校長より全校生徒に紹介された佐藤忠博校長先生は、その2人の生徒の話から始められ、立教英国学院の簡単な紹介、そして、英国での生活を経験してみたい香蘭生には是非、立教英国学院への「留学」をお薦めしますとアピールされて、礼拝でのお話を終えられました。

香蘭女学校の卒業生による教育実習が始まりました2018年06月14日掲載

大学の教職課程を履修して中学校・高等学校の教職免許の取得をめざす教育実習が、例年通り開始されました。今年度はいずれも香蘭女学校卒業生6名の実習生が3週間の教育実習に入りました。
実習初日の5月26日の朝の全校礼拝の中で、教育実習担当の高達先生から全校生徒に実習生が紹介され、引き続き実習生を代表して1人の学生が挨拶をしました。
このあと実習ガイダンスを受け、早速この日から実習生は授業準備をしながらいろいろな学年の授業を見学し、また担任の仕事などの学校業務等の練習も始めることになります。近日中には教壇実習も始まります。生徒も、楽しみにしています。
将来、是非教職に就いて、全国各地の学校で子どもたちを相手に元気に奮闘してもらいたいものです。

中等科高等科合同定期生徒総会が開かれました2018年06月13日掲載

香蘭女学校の生徒全員が構成会員となって組織がつくられているのが、香蘭女学校生徒会です。中等科生徒会と高等科生徒会の二つの組織がありますが、それぞれ会員による選挙で選ばれた役員が運営を担っています。そして、年に一回毎年5月に、生徒会規約にもとづいて中等科・高等科合同定期生徒総会が開かれています。今年度は5月23日のHRの時間に、礼拝堂に全校生徒が集まって総会が行われました。
プログラムは高等科生徒会長による開会の祈り、開会宣言、議長指名に続いて、今年度の生徒会役員が紹介されました。先日選出された中等科1年生の生徒会役員を含め、中等科・高等科ともに会長・副会長・書記・会計、また高等科にはヒルダ祭運営委員長・副委員長など、中高合わせて17人の役員が全校生徒に改めて紹介されました。そのあとは、前年度活動報告と決算報告、今年度の高等科生徒会・中等科生徒会・ヒルダ祭のそれぞれのテーマ発表と予算案承認と議事は続きました。高等科生徒会のテーマは「軌跡×奇跡=輝跡」。中等科生徒会のテーマは「発進・発信」。そしてヒルダ祭のテーマは「Infinity ∞」と発表され、また同時にそれぞれ具体的にはどのような活動をしてゆくことにしているのかが発表されました。今年度予算の承認を経て、最後に中等科生徒会長による閉会宣言、そして高等科生徒会長による閉会の祈りによって総会は無事終了しました。
生徒会活動や部活動・ヒルダ祭など、生徒会が運営しているすべての活動は、この生徒総会の承認を経なければ始めることができません。予算執行もできません。その意味では、この日以降いよいよ2018年度の生徒会の運営する諸活動が正式に動き始めたということになります。

今年も春季大運動会が盛大に行われました2018年06月12日掲載

今年もまた春季大運動会の季節が訪れました。今年は5月16日に川崎市とどろきアリーナを借り切っての運動会となりました。日々の授業や練習によって培った力を、生徒たちはこの日一日精一杯発揮しました。
香蘭女学校の運動会は、リレー・綱引き・徒競走・大玉送りといったオーソドックスな種目と、ちょっと風変わりな種目が入り混じっているのが特色です。種目名をいくつか挙げてみると、「それいけ!ダボパンマン!」「コーン三姉妹」「ひっぱロープ」「みんなでぴょんぴょん」などユニークなものが並んでいます。4人一緒になっているダボダボパンツをはいてから4人で雑巾掛けをし、次にフラフープを1人ずつくぐり、最後に4人でゴム潜りとゴム跳びをするといった競技から、2人が手を繋いで作った輪を4人がくぐり、そのあと3人4脚をするといった競技まで、生徒たちは真剣そのもの。この真剣さこそが、香蘭の運動会の妙味です。
また、学年全員で作り上げる「エール交換」。校内では通称「応援」と呼んでいますが、この発表も運動会の中の一つの山場。練りに練って、練習に練習を重ねてきた成果を、各学年それぞれ見事に表現してみせてくれました。中等科1年生も、右も左もわからず、それでも高等科3年生のBig Sisterたちの渾身の指導で練習してきた初めてのエール交換を全員で元気に披露し、上級生や観客席から拍手喝采を受けていました。
今年度も高等科3年生の創作ダンスがありました。生徒自身がオリジナリティーあふれる作品を一年間かけて作り、いよいよこの日見事な演技を見せてくれました。最高学年として下級生に対して、その美しくしなやかな、しかし実に力強い身体表現は立派な見本となりました。
また今年も例年通り、体操部が練習を重ねてきたチアを披露してくれました。
学年対抗で行われた全競技の得点の最終結果は、高等科3年の優勝となりました。

梅雨前の5月中旬から下旬、校内は梅雨時の花が開花2018年06月11日掲載

まだ梅雨入りはしない5月中旬から下旬にかけて、香蘭女学校の校内は梅雨時の花が少しずつ開き始めています。
校門を入ってアプローチを少し進んで行き、ビカステス記念館のイングリッシュガーデンにある池には、スイレンの花が咲き始めました。これから初秋にかけて、スイレンは順々に開花してゆきます。
そしてアプローチを歩いていると何よりも目に入るのは、クチナシの花です。雨露がとても似合うこの白い花がだんだんと樹の上の方から咲き始めました。
アプローチや築山には、梅雨時の花の横綱であるガクアジサイとアジサイの花があちらこちらで開き始めています。これも雨露がお似合いの花たちです。
南館の前には、黄色いこの時期の花の競演が今年も始まりました。キンシバイとビヨウヤナギの花がほぼ同時に咲く景色は、この梅雨に向かう時期の校内に華やかな彩りを毎年与えてくれます。

香蘭女学校校友会総会が行われました2018年06月10日掲載

香蘭女学校の卒業生の会は校友会と言います。その校友会の2018年度総会が、5月12日午後に礼拝堂で行われ、さまざまな年度の卒業生が参加しました。
校友会の脇村副会長による開会の言葉、聖歌に続き、高橋チャプレンによる開会祈祷が捧げられました。そしてこの1年間に逝去された校友会員のご氏名が紹介されました。
保坂会長からの挨拶に続き、母校への寄付金および在校生奨学資金の贈呈が保坂会長から鈴木校長へなされ、そのあと鈴木校長(校友会名誉会長)からの挨拶がありました。
続いて今年度から新たに校友会の会員となった、この3月に香蘭女学校高等科をめでたく卒業した第126回卒業生の代表からの新入会の挨拶がありました。
次に保坂会長から2018年度の役員と事務所員の紹介があった後、総会議事に入りました。2017年度行事報告、会計報告と監査報告、2018年度予算案審議と承認と続き、無事議事は終了しました。
そのあと第2部として、校友会のコーラスグループとして長く活動を続けているコール・カトレアのメンバーによる合唱が披露されました。長くこのコール・カトレアを指導されてこられている橘田先生の指揮によって歌われる日本の合唱曲は、とても懐かしい思いを会員の皆さまに抱いていただけるものだったでしょう。
最後に、コール・カトレアとともに会場全員が香蘭女学校校歌を歌って、今年度の校友会は閉会しました。
第3部は会場をオーキッド・ホールに移して、茶話会が行われましたが、多くの会員の皆様が懐かしい話に花を咲かせていました。

全校礼拝で生徒会役員が登下校マナーについてのアピール2018年06月09日掲載

5月11日の全校礼拝では、生徒会長ら高等科生徒会役員2名が、登校時の道の歩き方と挨拶についてのアピールをしました。
東急大井町線旗の台駅から学校までの道は狭く、通勤される地元の方々と反対方向の歩きになるため、迷惑にならないよう心掛けてどのように歩いたらよいかを、登校時撮影した映像を使って、改めて全校生徒に確認をしました。
また、その登校時の挨拶について、中等科1年の礼法の授業で使った教材を提示して、お互いに気持ちの良い挨拶を心掛けるように訴えました。
学校生活に於ける日常のマナーやルールについて、生徒会役員は常に心を砕いて全校生徒とそれを共有する方法を考えています。

父母の会の2018年度通常総会が行われました2018年06月08日掲載

5月11日午後、香蘭女学校父母の会の2018年度通常総会が、礼拝堂で開催されました。
開会の祈りのあと、2017年度の児玉父母の会会長からの挨拶、鈴木校長(父母の会名誉会長)からの挨拶があったあと、議長選出ののち議事が進行されました。2017年度事業報告、2017年度決算及び会計監査報告、2018年度予算案審議と承認、2018年度役員選出が行われ、すべての議事は順調に終了しました。その後、2018年度の新役員の紹介があり、立原父母の会新会長からの挨拶、最後に閉会の祈りを捧げて総会はすべて終わりました。
引き続き、第1回「紫苑の会」が開かれました。今回は高橋チャプレン講演会で「落としもの 忘れもの」と題したお話を伺いました。
高橋チャプレンのお話のあとは、父母の会コーラスの発表がありました。2005年に父母の皆さまからのご希望によって始まった父母の会コーラスですが、現在もたくさんの方が参加されて音楽の石井先生の指導によって毎月練習を重ねています。その成果の発表の一つが今回の紫苑の会ですが、石井先生の指揮のもと、素敵な選曲の歌を実に楽しそうに声を合わせて歌っておられました。
父母の会コーラスのあとは、香蘭女学校音楽部(管)の生徒たちの発表でした。こちらも父母の会に負けず劣らず、ブラスバンドの迫力ある曲を部員全員で見事に聴かせてくれました。
最後は高橋チャプレンによるお祈りに引き続き、礼拝堂内のすべての参加者が聖歌を歌って、2018年度第1回「紫苑の会」は終わりました。
総会を終えて2018年度の香蘭女学校父母の会は本格的に活動を始めました。

5月上旬になって校内の植物の様子が一変してきました2018年06月07日掲載

ゴールデンウィークも終わり、5月上旬の香蘭女学校校内は、新たな花や実によって4月とは違った景色を見せ始めました。
校門前のサツキが、ゴールデンウィークが終わる頃に既に満開となっていました。サツキは管理棟脇など校内各所で次々と咲いています。
アプローチを進んで行き、ビカステス記念館のイングリッシュ・ガーデンの池の向こう側には、今年もカルミアの小さな傘を開いたような芸術的な白い花が咲きました。
また、アプローチ脇や校庭周り、築山などでドクダミの花があちらこちらに咲いています。
さらに、体育館棟の屋上フローラル・ガーデンの大階段脇の花壇には、今年もアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)のピンク色の花が咲き始めました。
西のお庭に足を踏み入れてみると、植えてあるナスの花が咲いていました。その近くの果樹園部分ではブルーベリーの実がまだあまり色づいてはいませんが成っていました。

高等科1年生も天城山荘で新入生キャンプを実施しました2018年06月06日掲載

入学したばかりの中等科1年生が「新入生キャンプ」を行った静岡県伊豆市湯ヶ島にある天城山荘で、同時に高等科に入学したばかりの高等科1年生も「新入生キャンプ」を行いました。今年も高等科1年生の新入生キャンプは、中等科1年生とは別プログラムで実施されました。
高等科1年生の「新入生キャンプ」の目的は、次の通りです。
1.高等科入学にあたり、自己と向き合い、主体的に考え、行動していく力を養うためのきっかけづくりをする。幅広い思考で将来について考え、気持ちを新たに高等科生活をスタートさせる。
2.高等科入学にあたり、お互いを認め合い、主体的に考え、発言し、行動していく力を養うためのきっかけづくりをする。
――この2つの目的のために密度の濃い3日間の共同生活を行います。
今年はまず天城山荘へ行く途中で、修善寺にある「虹の郷」(SLと自然が楽しい花の国)に立ち寄り、昼食のほか、園内で楽しむ時間をとりました。
宿舎に着いてからはまず、大礼拝堂で開会礼拝。そしていよいよ、セッションに入りました。学年の先生方6人がそれぞれ趣向を凝らして準備したプログラムに、クラス毎に分かれて取り組む濃密な学びと語らいと発見の時間。
また、夜には特別セッションとして、高橋チャプレンによるプログラムがありました。「人は変われるか?」というチャプレンの問題提起は、これからいよいよ新たに高等科生として生きてゆこうとしている高等科1年生の、生活と意識の根本を問うものでした。
「新入生キャンプ」から帰京した高等科1年生の生徒たちは、少しずつ高等科の生徒としての自覚を持ち始めてきたようです。

校内の小さな花、実、葉、鳥……自然が溢れています2018年06月05日掲載

ゴールデンウィーク前後の校内を散策すると、いろいろな自然の発見があります。
例えば校内随所で見られますが、特に本館1階の中等科3年教室の前で多くみられるのが、カタバミの黄色い小さな花と、ムラサキカタバミの紫色の小さな花です。とても小さいので、地面に近づいて見ないとよくわかりませんが、春がやってきたという雰囲気を感じられる野の花です。
春休みから次々と咲いていた香蘭女学校が大切にしているカントウタンポポは、その後も順々に花を咲かせましたが、初めに咲いた花たちは既に美しい綿毛の姿を見せてくれています。
築山に足を踏み入れてみましょう。井戸の手前にあるヒイラギナンテンの樹には、そのたくさんの実が次々と青味がかってきている様子が見られます。
また同じ築山で、井戸の近くにあるカエデの樹では、今年も葉が濃い赤色に染まって紅葉になっています。
鳥がたくさん飛来するのも香蘭女学校の特色でしょう。渡り鳥もしばしばやって来て、香蘭女学校で一度休憩してから次の目的地へ飛んで行きます。
自然はさまざまな形で私たちにその姿を見せてくれます。

第16回「女子校アンサンブル」が開催されました2018年06月04日掲載

毎年恒例の「女子校アンサンブル」。今年も例年通り4月29日(日・祝)、「第16回女子校アンサンブル ~2018私立中学・合同説明会」として学習院女子大学を会場に開催されました。今年も都内の伝統ある女子校9校が参加して、各校ブースでの個別相談のほかさまざまなプログラムが行われました。
午前10時30分からは参加9校の教員によるパネルディスカッション「スクールライフQ&A」が行われ、香蘭女学校からも神保先生がパネラーとして参加し、香蘭の様子を紹介しました。
午前10時30分からと午後1時から行われた香蘭女学校のミニ説明会は、鈴木校長先生からのそれぞれ15分間のお話でした。香蘭女学校が大切にしているものをわかりやすくお話ししました。
さらに午後2時からは「生徒によるプレゼンテーション We ♥ English」があり、香蘭女学校からは昨年夏から冬にかけてカナダ中期留学に出かけてきた現高等科2年生の生徒たちが香蘭女学校の留学プログラムについてアピールしました。
昨年に引き続き、今年も各学校からそれぞれ3枚の写真展示があり、香蘭女学校の生徒の様子を写した写真もご来場の方々にご覧いただきました。
香蘭女学校の個別相談ブースにも、開場から閉場時間まで一日中ひっきりなしのお客様がいらっしゃって、さまざまなご質問やご相談をなさっていました。長時間お待ちいただいた方もたくさんいらっしゃいました。大変申し訳ありませんでした。
女子校アンサンブル全体としてもご来場くださった方の数は大変多く、会場はどこも大勢のお客様であふれていました。ありがとうございました。

今年は天城山荘で「新入生キャンプ」を行いました2018年06月03日掲載

7年前から始まった中等科1年生の新入生キャンプ、6年前からは高等科1年生でも開始し中等科1年生とともに二学年が同時に宿泊して2泊3日を過ごすキャンプとなっています。今年は宿泊場所を新たにし、静岡県伊豆市湯ヶ島にある天城山荘で実施しました。
この新入生キャンプの、特に新入学の中等科1年生に於ける目的は、(1)キリスト教の中心テーマを学ぶ (2)香蘭女学校の歴史を学ぶ (3)中等科生活において大切なことを学ぶ (4)共同生活を通じて自己・他者と出会う の4つ。そのために、多彩なプログラムが毎年用意されます。ここでは、中等科1年生のプログラムの一部をご紹介しましょう。
今年度の日程は4月27日~4月29日。初日は、まず食堂で昼食、引き続き大チャペルで開会礼拝を捧げました。そのあとは、学年全員で楽しいいくつもの友だち作りアクティビティーに挑戦しました。そしてこの日の夜のプログラムは、青野教頭先生による香蘭の歴史を学ぶものでした。
2日目は朝の祈りから始まります。午前中はまず高橋チャプレンによるセッションで、いろいろな課題が与えられてそれぞれで、また友人と協同で、自分のこと、友人のこと、クラスのこと、そして学年のことなど、自分たちの関係のあり方を考える大切な機会をいただきました。午後は、友だち作りプログラム第2弾で楽しみました。
そして最終日。朝の祈りから始まり、まずクラスごとにキャンプ全体を振り返る機会を持ちました。そのあと大チャペルで閉会礼拝を捧げて、昼食後帰京の途につきました。
新入生キャンプを終えた中等科1年の生徒たちは、キャンプ前よりもお互い楽しくお話をするようになり、お互いの関係がキャンプを通して深まった様子でした。

中2・3と高2・3で「学年別研修」が実施されました2018年06月02日掲載

中等科1年生と高等科1年生が2泊3日の新入生キャンプへ出かけている間、他の学年が1日行う「学年別研修」は、2011年から毎年実施されていますが、今年も4月28日に行われました。
この「学年別研修」は、それぞれの学年に相応しい研修を、各学年の先生方が準備して行っています。
学年によってプログラムはさまざまで、例えば卒業論文執筆を控えている中等科3年生は、礼拝堂に学年全員が集まって図書室の司書の先生から論文執筆についてのレクチャーを受けたり、図書室や教室で卒論への事前作業を行ったりしました。
他には、学年全員でのアクティビティなどのプログラムを行う学年、クラスごとのプログラムを行う学年などがありました。また、高等科3年生は進学へ向けての特別授業を行った後に、運動会で披露するために高等科2年の時からずっと準備し続けてきた学年全員での創作ダンスの練習に真剣に取り組んでいました。
天気の良かったこの日一日、まさに学年初めに相応しい研修となりました。

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