トピックス(2018年6月掲載分)

2018年度中等科入試問題2018年06月30日掲載

香蘭女学校中等科 2018年度 入試問題を掲載しました。
下記 《2018国語》 《2018算数》 《2018理科》 《2018社会》をクリックしてPDFファイルで開いて下さい。
※ 用紙はA4サイズです。(国語解答用紙のみA3)
※ 解答、配点は公表しておりません。

2018国語

2018算数

2018理科

2018社会

6月後半に入った香蘭女学校校内のいろいろな光景2018年06月29日掲載

6月後半に入り、梅雨ならではの湿気の多い変わりやすい気候。これも四季の移り変わりの中の大切なひと時です。
香蘭女学校のこの時期の校内のいろいろな光景をお伝えしましょう。
まずアジサイやガクアジサイがもうすぐ終わりを迎えようとしている時に、アガパンサスの薄紫色の華やかな花があちらこちらで開花しました。校門を入ってアプローチを歩いてゆくと、ビカステス記念館の向かい側の築山の入り口脇に咲いているアガパンサスがまず目に入ることでしょう。
そしてその少し手前、築山の中を見上げると、タイサンボクの大きな樹の上の方に、クリーム色の巨大な花が咲き始めました。完全に花が開くと直径20㎝以上の大輪になります。
6月15日に教育実習最終日を迎えましたが、担任業務の実習に実習生が入っていた中等科のクラスでは、最後のお別れの時間をクラスの生徒とともに過ごしていました。中等科生にとって、教育実習生は良きお姉様でもあったようです。
エントランスホールには、写真部の作品展示と、華道部の生け花の展示が行われていて、登校する生徒の目を楽しませていました。また、10月6日~7日に開催されるヒルダ祭(文化祭)のポスター・プログラム表紙応募作品が、エントランスホールや校内各所に張り出され、各クラスではヒルダ祭実行委員によって作品選びの投票が行われていました。
一学期ももうすぐ終わりを迎えようとしています。

第64回「聖歌合唱交歓会」にクワイヤーが参加しました2018年06月28日掲載

6月16日の午後、キリスト教学校教育同盟の関東地区中・高基督教音楽教育研究会主催による「第64回聖歌合唱交歓会」が、聖学院中学校高等学校講堂を会場に開催されました。長年の歴史を有するこの会が聖学院で行われるのは12年ぶりのことです。
参加校は関東地区のキリスト教学校のうち、横浜共立学園中学校・高等学校、浦和ルーテル学院中学・高等学校、恵泉女学園中学・高等学校、捜真女学校中学部・高等学部、立教新座中学校・高等学校、千葉英和高等学校、東洋英和女学院中学部・高等部、共愛学園高等学校、立教池袋中学校・高等学校、女子学院中学・高等学校、フェリス女学院中学校・高等学校、香蘭女学校中等科・高等科、青山学院高等部、普連土学園中学校・高等学校、青山学院横浜英和中学高等学校、聖学院中学校高等学校、の計16校でした。
讃美歌342番の大合唱、聖学院中学校高等学校の百武真由美チャプレンによる聖書「詩編137編1節~6節」の朗読と祈祷から始まったこの交歓会は、370名以上の参加生徒のほか教員や父母など全員が講堂に集結し、壮大なスケールのものとなりました。
男子校あり、共学校あり、そして香蘭女学校のような女子校あり。それぞれの学校がその持ち味を発揮し、十字架の前で歌う神を讃美するその声の美しさを改めて実感させられた、気持ちのよい聖歌合唱交歓会でした。
香蘭女学校からはクワイヤーの部員のうち高等科1・2年生16名が参加し、「Domine Fili unigenite」(Antonio Vivaldi作曲)と「A Clare Benediction」(John Rutter作曲)の2曲を歌いました。
最後に、讃美歌352番を出席者全員で歌った後、聖学院中学校高等学校の角田秀明校長による聖書「詩編95編1節~3節」の朗読と祈祷があって、2時間に及んだ聖歌合唱交歓会は華やかにその幕を閉じました。

「香蘭女学校 創立130周年記念特別企画展」開催のお知らせ2018年06月27日掲載

1888(明治21)年に英国SPGの伝道によって立てられた香蘭女学校は、2018(平成30)年に創立130年を迎えます。本校は、1910(明治46)年11月16日の寄宿舎からの出火による火災、1945(昭和20)年5月24日には空襲によって1941(昭和16)年に建てられた新校舎を失うなど、幾多の苦難を乗り越えて現在の姿にまで発展をしてまいりました。
これまで校内に残る歴史的な資料や卒業生からの贈品を整理してまいりましたが、縁あって、2016(平成28)年の夏に、立教学院展示館および東京修復保存センターの協力を得て、すべての資料にクリーニング、ナンバリングを施し、整理分類した上で保管を完了いたしました。また、これらの資料の保管場所として、校内に香蘭女学校歴史資料保管庫を設置いたしました。
その作業の過程で香蘭女学校と立教学院展示館とで話し合い、貴重な資料を香蘭女学校に関わる方々と共有したい、可能な限り多くの方々にご覧いただきたいこと、などを考え、立教学院展示館との共催展として、今夏、立教大学池袋キャンパス内メーザーライブラリー記念館旧館2階にて、立教学院展示館第4回企画展[立教の一貫校・系属校①]・香蘭女学校 創立130周年記念企画展「咲くはわが身のつとめなり」を開催する運びとなりました。暑い時期ではございますが、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

立教学院展示館第4回企画展[立教の一貫校・系属校①]
香蘭女学校 創立130周年記念企画展
「 咲くはわが身のつとめなり 」

〇開催期間 2018年8月1日(水)~2018年9月28日(金)

〇開催場所 立教学院展示館(立教大学池袋キャンパス内メーザーライブラリー記念館・旧館2階)

〇開催時間

9月19日まで
開館日:月~金 10:00 – 17:00
休館日:土・日・祝日・夏季休業期間(8月10日~19日)

9月20日以降
開館日:月~金 10:00-18:00/ 土 11:00-17:00
休館日:日・祝日

※大学の休暇期間中は閉館します。開館カレンダーまたは立教学院展示館のHPをご確認ください。

〇展示館HP http://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/hfr/

〇入場料  無料

〇お問合せ
立教学院展示館
住所:東京都豊島区西池袋 3-34-1
電話番号:03-3985-4841
メール:tenjikan@rikkyo.ac.jp

教育実習生が全校礼拝の中で生徒に向けてメッセージ2018年06月26日掲載

5月26日から始まった卒業生9名による三週間にわたる教育実習も、6月15日には最終日を迎えました。この日の朝の全校礼拝の中で、教育実習生の1人が全校生徒に向けてお話をしました。
鈴木校長に紹介された実習生は、自分の母校である香蘭女学校に戻ってきて、卒業生である以上に先生として毎日を送った二週間を経験して感じたこと、考えたことを話してくれました。自分が香蘭生だった時のこと、授業を準備する時のこと、実際教壇に立って授業をした時のこと、中等科の生徒を目の前にして生活してきたこと。それぞれの場で思ったことを正直に、わかりやすく話してくれるとともに、現在中高生時代を送っている生徒たちがこれからどのように生活していったらよいか、希望に満ちたメッセージを伝えてくれました。
聴いていた生徒たちも、自分の先輩にあたる実習生であるだけに共感する部分もあり、またメッセージに説得力があって、みな一生懸命に耳を傾けていました。
この日の午後には、教育実習生と先生方とが反省会を持ち、この三週間で学んだ多くのことを胸に、翌日から再び自分の大学へ帰ってゆきました。

今年度第1回宗教講話は川平朝清先生の「命どぅ宝」2018年06月24日掲載

香蘭女学校キリスト教センターが主催してキリスト教の柱に基づいた大切なお話を全校でうかがう機会となっている宗教講話。香蘭女学校ではずっと昔からこの宗教講話を続けてきています。
今年度第1回の宗教講話は6月13日の午後、全校生徒が集まる礼拝堂に川平朝清先生をお迎えして、「命どぅ宝 ~阿波根昌鴻さんの生き方~」と題して行われました。
川平朝清先生は琉球最後の国王に仕えた祖父を持ち、日本統治下の台湾で1927年に生まれました。1946年、地上戦で荒廃した家族の故郷・沖縄に移り、1950年、米軍が開局したラジオ放送局で日本語アナウンサー第1号となり、ニュースや音楽を伝えたり、沖縄戦体験記を朗読したりしました。米側の資金で米国ミシガン州立大学にも留学し、1967年には沖縄放送協会の初代会長に就任しました。1972年に沖縄日本返還に伴い吸収合併されたNHKで東京に配属され、国際協力担当などを務めました。昭和女子大学教授等を歴任し、現在は同大学名誉理事。ご子息はラジオDJのジョン・カビラさん、俳優の川平慈英さんです。
まず高橋チャプレンによる開会のお祈りがあり、それからキリスト教センター委員の中田先生から川平先生の紹介がありました。
講演に先立って、「さとうきび畑の詩 《清ら島 沖縄》 ~摩文仁からのメッセージ~」という映像を鑑賞しました。これによって、沖縄の近現代史についての基本的な知識を確認しました。
川平先生の講演に入ってからは、まずご自身の自己紹介がありました。祖父から父、そして自分へと続く沖縄人としての歴史を、沖縄近現代史や建造物などとリンクさせながら、わかりやすく説明してくださいました。
そしていよいよ本題。今から半世紀前に、沖縄を占領統治していたアメリカ軍が基地拡張のために土地の強制収用をした時に、伊江島で、巨大な権力を持ったアメリカ軍に対し、非暴力、無抵抗に徹して立ち向かい、島の基地の大部分の返還を勝ち取った、阿波根昌鴻さんというクリスチャンについてのお話に入りました。2002年に101歳で亡くなるまで、よく聖書「一匹の迷える子羊を助けるために九十九匹の羊を野において探した」「剣をとる者は皆剣で滅びる」などを引用し、「私たちはアメリカを救うため愛と忍耐を身につけなければならない」ということばを残しました。
話は現在沖縄が直面している問題にまで及び、その落ち着きと同時に力強い口調もあって、生徒一人ひとりの心に強く響く講話となりました。
最後に質疑応答の時間が設けられましたが、中等科1年生が質問の口火を切り、そのあと他の学年の生徒も次々に質問を川平先生に投げかけました。川平先生はその一つひとつの質問に、丁寧にしかも具体的に答えてくださいました。
講話のあと、高橋チャプレンによる閉会の祈りを捧げて、会は終了しましたが、各教室に戻って生徒たちは、振り返り用紙にぎっしりと思ったことや考えたことを書き綴っていました。
沖縄の抱える問題に向けての自身の問題意識を改めて高め深める契機となった、忘れがたい講話になったことでしょう。

Christ Church Episcopal Schoolより交換留学生2018年06月23日掲載

14年前に始められた交換留学が、今年もまた行われています。アメリカのサウスカロライナ州グリーンヴィルにある、59年前にアメリカ聖公会によって設立された学校「CCES(Christ Church Episcopal School)」との、相互ホームステイによる短期交換留学プログラムです。
昨年3月と今年3月に香蘭女学校から高等科の生徒たちがアメリカに渡り、CCESで授業を受けながら2週間のホームステイ生活をしてきました。今度はCCESの方から4名の生徒が香蘭女学校へやってきました。
この6月10日に来日してまずホームステイ先に到着し、12日より香蘭女学校に登校し始めました。この日の朝の全校礼拝では、この4名のお友達と引率の先生が全校生と一緒に礼拝堂で朝の礼拝を捧げ、また礼拝の中で、昨年3月には引率してCCESに行ってきた国際交流委員会委員の森先生より全校生徒に紹介されました。そして引率の先生と4名のお友達はそれぞれ、日本語をまじえて来校第一声を聞かせてくれました。香蘭女学校の全校生徒たちは、あたたかい拍手でこの4名の皆さんをお迎えしました。
香蘭生との交流がこれからどのように花開くでしょうか。楽しみな2週間が始まりました。

宗教講話に向け沖縄平和学習参加生徒が礼拝でメッセージ2018年06月22日掲載

6月13日(水)に予定されている2018年度第1回宗教講話は、川平朝清先生をお迎えして「命どぅ宝 ~阿波根昌鴻さんの生き方~」という題でお話しいただくことになっていますが、その日に向けて昨年12月に行われた沖縄平和学習に参加した生徒たち6名が、6月12日朝の礼拝の中で、全校生徒に向けてメッセージを伝えました。
この6名の生徒たちを代表してまず高等科3年生が自分たちの紹介とこれから話す内容について概説したあと、一人ひとり自分が目にしたこと、それについて現地でお話をうかがったこと、さらに自分で調べたことをもまじえて、丁寧にメッセージを伝えてくれました。沖縄戦のこと、ガマのこと、ひめゆり学徒隊のことなど、全校生徒にとって知識としては知っていても、実際に現地を訪れた生徒たちの報告は、やはり衝撃的なもので、メッセージに耳を傾けている表情は真剣そのものでした。
翌日の宗教講話に向けて、良い準備となる生徒たちのお話でした。

高等科3年生が国立劇場歌舞伎鑑賞教室で観劇2018年06月21日掲載

高等科3年生は例年6月に、国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に出かけて、普段なかなか観ることのできない歌舞伎を観劇します。今年も6月5日午後、高等科3年生は全員が三々五々学校から国立劇場へ出かけて行きました。
今年の演目は、河竹黙阿弥=作「連獅子」。二匹の獅子が踊る場面が余りにも有名なこの演目を、若手の元気な演技で披露してくれました。出演は中村又五郎(狂言師右近後ニ親獅子の精)、中村歌昇(狂言師左近後ニ仔獅子の精)、中村隼人(浄土の僧遍念)、中村福之助(法華の僧蓮念)ほかの配役でした。
坂東巳之助による解説「歌舞伎のみかた」も楽しく、今年は久しぶりに生徒2名が舞台に上げてもらえて、巳之助から直接演技の指導を受ける機会をいただきました。また芝居が始まってからは、目の前の舞台で演じられる役者たちの姿に引き込まれていました。今回の演目はストーリーがわかりやすく、生徒たちがすぐに歌舞伎に馴染む要素に溢れており、また役者の演技も素晴らしく、みな芝居見物を堪能していました。
生まれて初めて本物の歌舞伎に触れた生徒も多くいましたが、みな一気に歌舞伎ファンになったようです。
(下の写真のうちチラシは、国立劇場の公式チラシより)

香蘭女学校創立130周年記念企画展に向けて(30)2018年06月19日掲載

1888年(明治21年)に英国国教会の宣教師たちによって建てられた香蘭女学校は、2018年に創立130周年を迎えます。
これを記念して、教職員、在校生、保護者、校友生をはじめ、香蘭女学校に連なるすべての方々が「香蘭女学校を再発見」できる場として、「香蘭女学校 創立130周年記念特別企画展」を開催いたします。

この企画展に向けて、香蘭女学校の歴史についてこのホームページのトピックス上で、時折ご紹介してゆくことになりました。今回はその第26回です。

《香蘭女学校の歴史 26 軍部からの圧力を受けて校長・教頭らが退職を余儀なくされる》

1942年の春に、名古屋の金城学院から鈴木二郎先生が教頭として香蘭女学校に迎えられました。「その飄々とした御風格の中に自然とにじみ出て来る暖かいお心づかい」と卒業生が後に語っているように、アッシジの聖フランシスに傾倒していたため質素で素朴な生活を愛しておられた鈴木先生はすぐに香蘭の皆から慕われる存在となりました。
一方時局は次第に嵐の様相を帯び始め、その中で香蘭に集う者たちの1つの大きな関心事は香蘭が属する日本聖公会の合同問題でした。イギリス・アメリカ・カナダを母教会とする日本聖公会は、太平洋戦争が勃発すると当然のように、軍当局からマークされ始めました。当時の日本のキリスト教は、まずカトリック教会が教団として認可され、続けて新教と称されていたプロテスタント諸派が合同して日本キリスト教団を結成しました。そして日本聖公会に於いては教区や教会単位で、この日本キリスト教団に合同しようとする動きとそれに反対する動きとがともに生まれていました。当然のことではありますが、軍部の圧力は非合同派の聖職とその教会へ伸びてきました。
香蘭女学校に於いても放課後は、鈴木教頭を中心として何人かの先生方が教員室で合同問題を論じることがしばしばありました。香蘭女学校と同敷地内にある三光教会牧師の今井直道司祭(香蘭女学校今井壽道初代校長のご子息)は毅然として非合同を宣言し、香蘭女学校も同じ道を行くものと当局からは見られるようになっていきました。
1944年に入るとすぐに香蘭女学校に憲兵隊からの干渉が始まり、園芸工作を教えていた水谷章一先生がふと現地から帰還した甥から聞いた話を教室でしたところ、それがすぐに憲兵の知るところとなり、逮捕され秘密裡に40日余留置されるということがありました。またその間、教員1名と数名の生徒たちも憲兵隊に召喚されて学校の様子を聞かれました。そして生徒たちはそのことを絶対に先生にも家族にも言ってはならないと言われたのを、先生でもなく家族でもない事務の吉岡さんに告げて、周囲は初めてそのような出来事があったことを知りました。
そして3月14日の入学試験の日の朝には、鈴木二郎教頭の校宅に憲兵が来て家宅捜索を行い、鈴木先生が書いた童話や詩や本などを押収し、鈴木教頭はそのまま憲兵隊に拘引されました。既に校舎本館の1階は軍に接収され、教員室は2階の元応接室の狭い部屋に移されていました。鈴木教頭が拘引されたのには、香蘭女学校内部に当局に呼応する者が存在していて、スパイ行為があるかのような密告をするものがいたという悲しむべき事実がありました。
鈴木教頭が拘留されて一週間経った時に、今度は志保澤トキ先生が九段の憲兵隊に召喚されました。10日ほどの拘留ののち鈴木教頭は帰されましたが、その顔は見るも無惨に憲兵隊での過酷な取り調べ・拷問の跡を留めており、元々細かった顔が両頬とも真ん丸に腫れ、まともに口をきくこともできない様子でした。周囲の者は口々に鈴木教頭に問いかけましたが、鈴木先生は「何でもありません。」と言葉少なに答えられました。それは言外に「聞いてはいけません。」との意味がこめられていると周囲の者はすぐに悟り、鈴木先生に問いかけることを止めました。志保澤先生も憲兵の執拗な尋問を受けましたが、さすがの憲兵も志保澤先生の毅然とした態度にはかなわなかったようです。聖書の授業中に「天皇を拝む」というのと「神を拝む」ということの相違を話された事柄についての尋問を憲兵から執拗に受けましたが、志保澤先生は冷静に賢明な応答をされたため、拘留の言質がとれなかったようです。
井上仁吉校長は、正三位勲二等の位階を持っていたため憲兵から直接に被害を受けることはありませんでしたが、都の教育庁から再三の干渉や説得を受けて1944年6月、井上仁吉校長は志保澤トキ先生とともに、既に3月に退職していた鈴木教頭のあとを追うようにして、香蘭女学校を退職することになりました。その退職の日は、生徒たちの泣き声が講堂を覆っていたということです。
退職した井上校長に代えて、教育庁によって東京都の視学官である篠原雅雄氏が校長に据えられ、理事長も兼ねることになりました。篠原先生は穏やかな方ではありましたが、次々と新しい教員を採用し、同時に新しい体制に失望して退職する教員も多く、クリスチャンの教師や校友生の教師はみるみる減っていきました。香蘭の行く末に不安を持つ教員たちに、三光教会牧師の今井直道司祭や校友生の松本千(旧姓:小泉、香蘭女学校第10回卒業生、慶應義塾塾長の小泉信吉の娘、国務大臣松本烝治夫人)などから「根さえしっかり残っていれば、香蘭という木は必ず又伸びて芽をふく時が来ます。」と励ましのことばがかけられ力づけられたそうです。とは言っても、それまでとは全く異なった香蘭女学校の一時期がここから始まります。
1945年、遂に香蘭女学校は香蘭高等女学校に改組。これにより、大日本帝国の高等女学校となり、キリスト教教育ができない学校となりました。そしてこの年の卒業式は、第52回生と第53回生の同時卒業式として行われ、香蘭女学校の歴史で唯一、聖歌や祝祷無しの卒業式となりました。

(写真は順に、鈴木二郎教頭、今井直道司祭、井上仁吉校長・志保澤トキ先生送別、篠原雅雄校長、松本千、第52回卒業生)

今学期も各学年がそれぞれ学年礼拝を捧げています2018年06月18日掲載

香蘭女学校では、毎朝の全校礼拝だけでなく、毎学期学年ごとにホームルームの時間を使って「学年礼拝」を捧げています。全校礼拝とは違った形で、しかも毎朝の礼拝よりも長い時間をかけてささげられる礼拝です。「学年礼拝」は三光教会聖堂に於いて捧げられます。
今年度も一学期の学年礼拝が行われています。学年礼拝の特色の一つに、各クラスの宗教委員が相談をして、学年礼拝の準備をするということがあります。礼拝当日に日課聖書朗読をするのも生徒たちで、また聖歌の伴奏をするオーガニストも生徒たちがつとめます。高橋チャプレンに代わって司式をつとめることもあります。
この6月8日に行われた中等科3年の学年礼拝では、宗教委員の生徒が礼拝前半の司式をつとめました。まず聖歌491番を生徒のオルガン伴奏で奉唱し、祈りのことばや詩篇121編の交唱など、宗教委員の司式に従って全員で唱え、さらに別の宗教委員の生徒の朗読によって日課の新約聖書コリントの信徒への手紙Ⅰ第13章1節~13節が朗読され、生徒たちは座ってその朗読に耳を傾けました。そのあと今回の学年礼拝の特別プログラムに入りました。
今回の中等科3年生の礼拝プログラムは宗教委員の司会によって、この日の愛の賛歌と呼ばれている聖書箇所を承けて、「愛」をテーマに行われました。4クラス8人の各宗教委員がこの日の日課聖書を読んでそこに書かれている「愛」について、感じたこと、考えたことを、それぞれ自分の経験に具体的に則しながら、自分のことばで語りました。8人それぞれが、誠実に学年全員に向けて語ってくれました。
次にその8人のことばを受けて、高橋チャプレンがお話をしました。「愛」って一体何だろう?という問いかけから始まり、ご自身の洗礼名に因んだお話をされました。そして、戦国期にフランシスコ・ザビエルたちが日本へやって来た時に、「愛」のことを「ご大切」と訳したことを話され、この「ご大切」と「愛でる」ということばをキーワードとして、生徒たちに問題提起をされました。
後半の司式を高橋チャプレンに交替し、諸祈祷があってから、主の祈り、祝祷を捧げ、最後に生徒のオルガン伴奏で聖歌500番を奉唱して、今学期の中等科3年の学年礼拝は終わりました。
香蘭生活の中でも大切な時間の一つである学年礼拝。あっという間の50分です。

春華やかに咲いた花たちが5月末には新たな実りに2018年06月16日掲載

春の香蘭女学校を華やかに彩った樹々の花たちが、5月末にもなるとそのまま一つひとつが実となって枝々に新たな姿を見せています。
アプローチを歩いてゆきビカステス記念館前まで来ると、そこにはザイフリボクの樹がありますが、近づいてみるとたくさんの実がついていて、次第に赤く染まってきているのがわかります。
その向かい側には、ボケの緑色の大きな実が枝にしっかりとついています。
さらに進んでゆくと、芝蘭庵前のウメの樹にはやはり緑色の実がたくさんなっています。
そして上方を見上げて目を凝らしてみると、サクラ(サトザクラ)の樹の枝に実がつき始めている様子を見て取ることができます。サクランボの誕生です。
この季節も樹や草以外の自然の様子も多彩で、たくさんの鳥たちが香蘭女学校に舞い降りてきます。また、ビカステス記念館前の池にはミズスマシが水面をスイスイと進んでゆく姿もたくさん見ることができます。
もうすぐ季節は梅雨を迎えます。

立教英国学院の佐藤忠博校長先生が礼拝でお話2018年06月15日掲載

香蘭女学校と深い縁のある立教英国学院の佐藤忠博校長先生がこの5月31日に来校され、朝の全校礼拝に出席されるとともに、その礼拝の中で生徒に向けてお話をしてくださいました。佐藤校長先生の来校は昨年の5月以来一年ぶりです。
立教英国学院は40年以上の歴史を持つ、元々は海外駐在家庭の子どものために作られた学校で、創立者の縣康(あがた・やすし)初代校長先生は香蘭女学校の第10代校長でもあられました。
2011年度からは、香蘭女学校から1年ないし2年の「留学」ができる制度が始まり、これまでに何人もの生徒が立教英国学院での学校生活を経験しました。この日の礼拝に出席している全校生徒の中にも2名の立教英国学院「留学」経験者がいました。
香蘭女学校の鈴木弘校長より全校生徒に紹介された佐藤忠博校長先生は、その2人の生徒の話から始められ、立教英国学院の簡単な紹介、そして、英国での生活を経験してみたい香蘭生には是非、立教英国学院への「留学」をお薦めしますとアピールされて、礼拝でのお話を終えられました。

香蘭女学校の卒業生による教育実習が始まりました2018年06月14日掲載

大学の教職課程を履修して中学校・高等学校の教職免許の取得をめざす教育実習が、例年通り開始されました。今年度はいずれも香蘭女学校卒業生6名の実習生が3週間の教育実習に入りました。
実習初日の5月26日の朝の全校礼拝の中で、教育実習担当の高達先生から全校生徒に実習生が紹介され、引き続き実習生を代表して1人の学生が挨拶をしました。
このあと実習ガイダンスを受け、早速この日から実習生は授業準備をしながらいろいろな学年の授業を見学し、また担任の仕事などの学校業務等の練習も始めることになります。近日中には教壇実習も始まります。生徒も、楽しみにしています。
将来、是非教職に就いて、全国各地の学校で子どもたちを相手に元気に奮闘してもらいたいものです。

中等科高等科合同定期生徒総会が開かれました2018年06月13日掲載

香蘭女学校の生徒全員が構成会員となって組織がつくられているのが、香蘭女学校生徒会です。中等科生徒会と高等科生徒会の二つの組織がありますが、それぞれ会員による選挙で選ばれた役員が運営を担っています。そして、年に一回毎年5月に、生徒会規約にもとづいて中等科・高等科合同定期生徒総会が開かれています。今年度は5月23日のHRの時間に、礼拝堂に全校生徒が集まって総会が行われました。
プログラムは高等科生徒会長による開会の祈り、開会宣言、議長指名に続いて、今年度の生徒会役員が紹介されました。先日選出された中等科1年生の生徒会役員を含め、中等科・高等科ともに会長・副会長・書記・会計、また高等科にはヒルダ祭運営委員長・副委員長など、中高合わせて17人の役員が全校生徒に改めて紹介されました。そのあとは、前年度活動報告と決算報告、今年度の高等科生徒会・中等科生徒会・ヒルダ祭のそれぞれのテーマ発表と予算案承認と議事は続きました。高等科生徒会のテーマは「軌跡×奇跡=輝跡」。中等科生徒会のテーマは「発進・発信」。そしてヒルダ祭のテーマは「Infinity ∞」と発表され、また同時にそれぞれ具体的にはどのような活動をしてゆくことにしているのかが発表されました。今年度予算の承認を経て、最後に中等科生徒会長による閉会宣言、そして高等科生徒会長による閉会の祈りによって総会は無事終了しました。
生徒会活動や部活動・ヒルダ祭など、生徒会が運営しているすべての活動は、この生徒総会の承認を経なければ始めることができません。予算執行もできません。その意味では、この日以降いよいよ2018年度の生徒会の運営する諸活動が正式に動き始めたということになります。

今年も春季大運動会が盛大に行われました2018年06月12日掲載

今年もまた春季大運動会の季節が訪れました。今年は5月16日に川崎市とどろきアリーナを借り切っての運動会となりました。日々の授業や練習によって培った力を、生徒たちはこの日一日精一杯発揮しました。
香蘭女学校の運動会は、リレー・綱引き・徒競走・大玉送りといったオーソドックスな種目と、ちょっと風変わりな種目が入り混じっているのが特色です。種目名をいくつか挙げてみると、「それいけ!ダボパンマン!」「コーン三姉妹」「ひっぱロープ」「みんなでぴょんぴょん」などユニークなものが並んでいます。4人一緒になっているダボダボパンツをはいてから4人で雑巾掛けをし、次にフラフープを1人ずつくぐり、最後に4人でゴム潜りとゴム跳びをするといった競技から、2人が手を繋いで作った輪を4人がくぐり、そのあと3人4脚をするといった競技まで、生徒たちは真剣そのもの。この真剣さこそが、香蘭の運動会の妙味です。
また、学年全員で作り上げる「エール交換」。校内では通称「応援」と呼んでいますが、この発表も運動会の中の一つの山場。練りに練って、練習に練習を重ねてきた成果を、各学年それぞれ見事に表現してみせてくれました。中等科1年生も、右も左もわからず、それでも高等科3年生のBig Sisterたちの渾身の指導で練習してきた初めてのエール交換を全員で元気に披露し、上級生や観客席から拍手喝采を受けていました。
今年度も高等科3年生の創作ダンスがありました。生徒自身がオリジナリティーあふれる作品を一年間かけて作り、いよいよこの日見事な演技を見せてくれました。最高学年として下級生に対して、その美しくしなやかな、しかし実に力強い身体表現は立派な見本となりました。
また今年も例年通り、体操部が練習を重ねてきたチアを披露してくれました。
学年対抗で行われた全競技の得点の最終結果は、高等科3年の優勝となりました。

梅雨前の5月中旬から下旬、校内は梅雨時の花が開花2018年06月11日掲載

まだ梅雨入りはしない5月中旬から下旬にかけて、香蘭女学校の校内は梅雨時の花が少しずつ開き始めています。
校門を入ってアプローチを少し進んで行き、ビカステス記念館のイングリッシュガーデンにある池には、スイレンの花が咲き始めました。これから初秋にかけて、スイレンは順々に開花してゆきます。
そしてアプローチを歩いていると何よりも目に入るのは、クチナシの花です。雨露がとても似合うこの白い花がだんだんと樹の上の方から咲き始めました。
アプローチや築山には、梅雨時の花の横綱であるガクアジサイとアジサイの花があちらこちらで開き始めています。これも雨露がお似合いの花たちです。
南館の前には、黄色いこの時期の花の競演が今年も始まりました。キンシバイとビヨウヤナギの花がほぼ同時に咲く景色は、この梅雨に向かう時期の校内に華やかな彩りを毎年与えてくれます。

香蘭女学校校友会総会が行われました2018年06月10日掲載

香蘭女学校の卒業生の会は校友会と言います。その校友会の2018年度総会が、5月12日午後に礼拝堂で行われ、さまざまな年度の卒業生が参加しました。
校友会の脇村副会長による開会の言葉、聖歌に続き、高橋チャプレンによる開会祈祷が捧げられました。そしてこの1年間に逝去された校友会員のご氏名が紹介されました。
保坂会長からの挨拶に続き、母校への寄付金および在校生奨学資金の贈呈が保坂会長から鈴木校長へなされ、そのあと鈴木校長(校友会名誉会長)からの挨拶がありました。
続いて今年度から新たに校友会の会員となった、この3月に香蘭女学校高等科をめでたく卒業した第126回卒業生の代表からの新入会の挨拶がありました。
次に保坂会長から2018年度の役員と事務所員の紹介があった後、総会議事に入りました。2017年度行事報告、会計報告と監査報告、2018年度予算案審議と承認と続き、無事議事は終了しました。
そのあと第2部として、校友会のコーラスグループとして長く活動を続けているコール・カトレアのメンバーによる合唱が披露されました。長くこのコール・カトレアを指導されてこられている橘田先生の指揮によって歌われる日本の合唱曲は、とても懐かしい思いを会員の皆さまに抱いていただけるものだったでしょう。
最後に、コール・カトレアとともに会場全員が香蘭女学校校歌を歌って、今年度の校友会は閉会しました。
第3部は会場をオーキッド・ホールに移して、茶話会が行われましたが、多くの会員の皆様が懐かしい話に花を咲かせていました。

全校礼拝で生徒会役員が登下校マナーについてのアピール2018年06月09日掲載

5月11日の全校礼拝では、生徒会長ら高等科生徒会役員2名が、登校時の道の歩き方と挨拶についてのアピールをしました。
東急大井町線旗の台駅から学校までの道は狭く、通勤される地元の方々と反対方向の歩きになるため、迷惑にならないよう心掛けてどのように歩いたらよいかを、登校時撮影した映像を使って、改めて全校生徒に確認をしました。
また、その登校時の挨拶について、中等科1年の礼法の授業で使った教材を提示して、お互いに気持ちの良い挨拶を心掛けるように訴えました。
学校生活に於ける日常のマナーやルールについて、生徒会役員は常に心を砕いて全校生徒とそれを共有する方法を考えています。

父母の会の2018年度通常総会が行われました2018年06月08日掲載

5月11日午後、香蘭女学校父母の会の2018年度通常総会が、礼拝堂で開催されました。
開会の祈りのあと、2017年度の児玉父母の会会長からの挨拶、鈴木校長(父母の会名誉会長)からの挨拶があったあと、議長選出ののち議事が進行されました。2017年度事業報告、2017年度決算及び会計監査報告、2018年度予算案審議と承認、2018年度役員選出が行われ、すべての議事は順調に終了しました。その後、2018年度の新役員の紹介があり、立原父母の会新会長からの挨拶、最後に閉会の祈りを捧げて総会はすべて終わりました。
引き続き、第1回「紫苑の会」が開かれました。今回は高橋チャプレン講演会で「落としもの 忘れもの」と題したお話を伺いました。
高橋チャプレンのお話のあとは、父母の会コーラスの発表がありました。2005年に父母の皆さまからのご希望によって始まった父母の会コーラスですが、現在もたくさんの方が参加されて音楽の石井先生の指導によって毎月練習を重ねています。その成果の発表の一つが今回の紫苑の会ですが、石井先生の指揮のもと、素敵な選曲の歌を実に楽しそうに声を合わせて歌っておられました。
父母の会コーラスのあとは、香蘭女学校音楽部(管)の生徒たちの発表でした。こちらも父母の会に負けず劣らず、ブラスバンドの迫力ある曲を部員全員で見事に聴かせてくれました。
最後は高橋チャプレンによるお祈りに引き続き、礼拝堂内のすべての参加者が聖歌を歌って、2018年度第1回「紫苑の会」は終わりました。
総会を終えて2018年度の香蘭女学校父母の会は本格的に活動を始めました。

5月上旬になって校内の植物の様子が一変してきました2018年06月07日掲載

ゴールデンウィークも終わり、5月上旬の香蘭女学校校内は、新たな花や実によって4月とは違った景色を見せ始めました。
校門前のサツキが、ゴールデンウィークが終わる頃に既に満開となっていました。サツキは管理棟脇など校内各所で次々と咲いています。
アプローチを進んで行き、ビカステス記念館のイングリッシュ・ガーデンの池の向こう側には、今年もカルミアの小さな傘を開いたような芸術的な白い花が咲きました。
また、アプローチ脇や校庭周り、築山などでドクダミの花があちらこちらに咲いています。
さらに、体育館棟の屋上フローラル・ガーデンの大階段脇の花壇には、今年もアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)のピンク色の花が咲き始めました。
西のお庭に足を踏み入れてみると、植えてあるナスの花が咲いていました。その近くの果樹園部分ではブルーベリーの実がまだあまり色づいてはいませんが成っていました。

高等科1年生も天城山荘で新入生キャンプを実施しました2018年06月06日掲載

入学したばかりの中等科1年生が「新入生キャンプ」を行った静岡県伊豆市湯ヶ島にある天城山荘で、同時に高等科に入学したばかりの高等科1年生も「新入生キャンプ」を行いました。今年も高等科1年生の新入生キャンプは、中等科1年生とは別プログラムで実施されました。
高等科1年生の「新入生キャンプ」の目的は、次の通りです。
1.高等科入学にあたり、自己と向き合い、主体的に考え、行動していく力を養うためのきっかけづくりをする。幅広い思考で将来について考え、気持ちを新たに高等科生活をスタートさせる。
2.高等科入学にあたり、お互いを認め合い、主体的に考え、発言し、行動していく力を養うためのきっかけづくりをする。
――この2つの目的のために密度の濃い3日間の共同生活を行います。
今年はまず天城山荘へ行く途中で、修善寺にある「虹の郷」(SLと自然が楽しい花の国)に立ち寄り、昼食のほか、園内で楽しむ時間をとりました。
宿舎に着いてからはまず、大礼拝堂で開会礼拝。そしていよいよ、セッションに入りました。学年の先生方6人がそれぞれ趣向を凝らして準備したプログラムに、クラス毎に分かれて取り組む濃密な学びと語らいと発見の時間。
また、夜には特別セッションとして、高橋チャプレンによるプログラムがありました。「人は変われるか?」というチャプレンの問題提起は、これからいよいよ新たに高等科生として生きてゆこうとしている高等科1年生の、生活と意識の根本を問うものでした。
「新入生キャンプ」から帰京した高等科1年生の生徒たちは、少しずつ高等科の生徒としての自覚を持ち始めてきたようです。

校内の小さな花、実、葉、鳥……自然が溢れています2018年06月05日掲載

ゴールデンウィーク前後の校内を散策すると、いろいろな自然の発見があります。
例えば校内随所で見られますが、特に本館1階の中等科3年教室の前で多くみられるのが、カタバミの黄色い小さな花と、ムラサキカタバミの紫色の小さな花です。とても小さいので、地面に近づいて見ないとよくわかりませんが、春がやってきたという雰囲気を感じられる野の花です。
春休みから次々と咲いていた香蘭女学校が大切にしているカントウタンポポは、その後も順々に花を咲かせましたが、初めに咲いた花たちは既に美しい綿毛の姿を見せてくれています。
築山に足を踏み入れてみましょう。井戸の手前にあるヒイラギナンテンの樹には、そのたくさんの実が次々と青味がかってきている様子が見られます。
また同じ築山で、井戸の近くにあるカエデの樹では、今年も葉が濃い赤色に染まって紅葉になっています。
鳥がたくさん飛来するのも香蘭女学校の特色でしょう。渡り鳥もしばしばやって来て、香蘭女学校で一度休憩してから次の目的地へ飛んで行きます。
自然はさまざまな形で私たちにその姿を見せてくれます。

第16回「女子校アンサンブル」が開催されました2018年06月04日掲載

毎年恒例の「女子校アンサンブル」。今年も例年通り4月29日(日・祝)、「第16回女子校アンサンブル ~2018私立中学・合同説明会」として学習院女子大学を会場に開催されました。今年も都内の伝統ある女子校9校が参加して、各校ブースでの個別相談のほかさまざまなプログラムが行われました。
午前10時30分からは参加9校の教員によるパネルディスカッション「スクールライフQ&A」が行われ、香蘭女学校からも神保先生がパネラーとして参加し、香蘭の様子を紹介しました。
午前10時30分からと午後1時から行われた香蘭女学校のミニ説明会は、鈴木校長先生からのそれぞれ15分間のお話でした。香蘭女学校が大切にしているものをわかりやすくお話ししました。
さらに午後2時からは「生徒によるプレゼンテーション We ♥ English」があり、香蘭女学校からは昨年夏から冬にかけてカナダ中期留学に出かけてきた現高等科2年生の生徒たちが香蘭女学校の留学プログラムについてアピールしました。
昨年に引き続き、今年も各学校からそれぞれ3枚の写真展示があり、香蘭女学校の生徒の様子を写した写真もご来場の方々にご覧いただきました。
香蘭女学校の個別相談ブースにも、開場から閉場時間まで一日中ひっきりなしのお客様がいらっしゃって、さまざまなご質問やご相談をなさっていました。長時間お待ちいただいた方もたくさんいらっしゃいました。大変申し訳ありませんでした。
女子校アンサンブル全体としてもご来場くださった方の数は大変多く、会場はどこも大勢のお客様であふれていました。ありがとうございました。

今年は天城山荘で「新入生キャンプ」を行いました2018年06月03日掲載

7年前から始まった中等科1年生の新入生キャンプ、6年前からは高等科1年生でも開始し中等科1年生とともに二学年が同時に宿泊して2泊3日を過ごすキャンプとなっています。今年は宿泊場所を新たにし、静岡県伊豆市湯ヶ島にある天城山荘で実施しました。
この新入生キャンプの、特に新入学の中等科1年生に於ける目的は、(1)キリスト教の中心テーマを学ぶ (2)香蘭女学校の歴史を学ぶ (3)中等科生活において大切なことを学ぶ (4)共同生活を通じて自己・他者と出会う の4つ。そのために、多彩なプログラムが毎年用意されます。ここでは、中等科1年生のプログラムの一部をご紹介しましょう。
今年度の日程は4月27日~4月29日。初日は、まず食堂で昼食、引き続き大チャペルで開会礼拝を捧げました。そのあとは、学年全員で楽しいいくつもの友だち作りアクティビティーに挑戦しました。そしてこの日の夜のプログラムは、青野教頭先生による香蘭の歴史を学ぶものでした。
2日目は朝の祈りから始まります。午前中はまず高橋チャプレンによるセッションで、いろいろな課題が与えられてそれぞれで、また友人と協同で、自分のこと、友人のこと、クラスのこと、そして学年のことなど、自分たちの関係のあり方を考える大切な機会をいただきました。午後は、友だち作りプログラム第2弾で楽しみました。
そして最終日。朝の祈りから始まり、まずクラスごとにキャンプ全体を振り返る機会を持ちました。そのあと大チャペルで閉会礼拝を捧げて、昼食後帰京の途につきました。
新入生キャンプを終えた中等科1年の生徒たちは、キャンプ前よりもお互い楽しくお話をするようになり、お互いの関係がキャンプを通して深まった様子でした。

中2・3と高2・3で「学年別研修」が実施されました2018年06月02日掲載

中等科1年生と高等科1年生が2泊3日の新入生キャンプへ出かけている間、他の学年が1日行う「学年別研修」は、2011年から毎年実施されていますが、今年も4月28日に行われました。
この「学年別研修」は、それぞれの学年に相応しい研修を、各学年の先生方が準備して行っています。
学年によってプログラムはさまざまで、例えば卒業論文執筆を控えている中等科3年生は、礼拝堂に学年全員が集まって図書室の司書の先生から論文執筆についてのレクチャーを受けたり、図書室や教室で卒論への事前作業を行ったりしました。
他には、学年全員でのアクティビティなどのプログラムを行う学年、クラスごとのプログラムを行う学年などがありました。また、高等科3年生は進学へ向けての特別授業を行った後に、運動会で披露するために高等科2年の時からずっと準備し続けてきた学年全員での創作ダンスの練習に真剣に取り組んでいました。
天気の良かったこの日一日、まさに学年初めに相応しい研修となりました。

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