新型コロナウイルス感染症対応のため、普段通りの学校生活がなかなか始められなかった今年度、中等科入学をしても登校すら叶わなかった中等科1年生は、ようやくこの9月、香蘭で初めて通常の時間帯での学校生活を始めました。朝8時10分に教室点呼してから全校礼拝、8時40分から始まる一コマ50分の授業、12時30分からのお弁当、15時10分の授業終了・終礼・掃除……。やっと香蘭生になった感じです。

一学期は分散・時差登校だったため朝は9時点呼でした。毎朝8時10分の各教室での点呼は、一学期よりも早起きをしなければならないので、毎日慣れない早起きと初めての電車通学を頑張りながら、早めに登校しています。そこで今年度も中等科1年生では、二学期から点呼前の10分間を朝読書の時間にしています。生徒はそれぞれ自分の読みたい本を持参して、自分の机で真剣に読み耽っています。

中等科に入学して最初の一年、朝の少しの時間を一日の勉強への良き導きの時にできるよう、今年も工夫を凝らしています。